ヤマハのモペッド、カッコいい! 日本勢はこういったカテゴリーから巻き返しを!

ヤマハが海外で『BOOSTER Easy』というモペッドを出した。欧州では『EPAC』と呼ばれるカテゴリーに属し、免許不要。日本でも25km/hの最高速度を20km/hに落としてウインカー付ければ、7月からスタートする16歳以上だと無免許で乗れる電動キックボードと同じ扱いになる。6km/hの制限速度&ランプを加えたら歩道だって走れます。電動キックボードより10万倍安全だ。

ペダルは付いているものの、アクセルを操作すれば漕がずに走り出せる。電池容量は0.63kWhと比較的大きいため、少なくとも40kmくらいの電動航続距離を持つと思う。必要にして十分な性能かと。何よりカッコ良い! そして20km/hしか出なければ自転車より安全。ブレーキだって前後ディスクで接地面積の広いタイヤを履くためキッチリ効くと思う。

この手のモビリティ、世界規模でニーズ出てくると考える。電動キックボードなど様々なライスト1マイルの電動車両が出てきたが、やはり安定性ではモペッドタイプを以てベストとしたい。問題になってくるのが価格。皆さんいくらなら魅力に感じるだろうか? ホンダも同じような電動モペッドを中国で売っており、およそ11万円。ヤマハはどのくらいの価格を付けてくるだろうか?

もちろん中国勢もこのタイプのモビリティを作っており、ホンダの半額となる6~7万円で販売している。ここにきて品質もデザインも相当向上しており、売れ行きを伸ばしてます。このカテゴリーでブランドイメージなど上手く使って中国勢に勝る商品力を持たせることが出来れば、毎日行列出来る人気のラーメン店と同じく美味しいビジネスになると思う。

案外日本勢はこういったカテゴリーからキッチリと勝負を仕掛け、ブランドイメージを武器に市場を確保していくべきなのかもしれません。逆にピラミッドのベースになるカテゴリーで負けたら、上までやられちゃう気がします。ヤマハもホンダもぜひ日本で売って欲しい。グダグダ迷ってると7月の電動キックボード解禁で中国勢がど~んと入ってきて席巻される。

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One Response to “ヤマハのモペッド、カッコいい! 日本勢はこういったカテゴリーから巻き返しを!”

  1. tanakahiroshi より:

    フレームはfanticのISSIMO URBANとほぼ共通、電動ユニットとバイクパーツが異なる程度です。ちなみにfantic欧州仕様には45kmh仕様(s-pedelec)もあります。話変わりますがいよいよ2輪業界も中華電動の驚異が迫って来そうです。SUR-RON E-bike 実車見ましたがなかなかの出来と価格です。(ちなみにSURRON関係者ではありません)

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