リアシートベルトには2種類あることを認識し、それなりの使い方をして欲しいと思う

何度も書いてきたことながら、国の安全基準が追いついてこないため、たまにサルベージします。リアシートベルトの機能について少々。フロントのシートベルトは普段緩い。「これで効くのか?」と思うことだろう。実際どうかと言えば、衝突を感知した瞬間、シートベルトの根元についている炸薬(エアバッグと同じ)が反応。瞬時にたるみを無くす。

したがって衝突時にはシートベルトが身体に密着している状態。そこから体重を受け止めるのだけれど、ある程度の荷重掛かると伸びるようになっている。身体に掛かるマイナスGをジンワリ分散させるワケ。この機能を「プリテン&ロードリミッター」と呼ぶ。衝突基準をクリアしようとすれば高機能型シートベルトじゃないと無理。

翻って後席を見ると、我が国は基準なし。高機能型シートベルトを採用するとコスト掛かるため、安価なELR式にしてしまう。ELR式は普段ユルユルながら、衝突の衝撃を感知してロックする。シートベルトを素早く引っ張るとカチンとロックする。これがELRです。ないよりマシながら、確実に前席より大きい衝撃Gを出してしまう。前席がケガでも後席は死亡ということも。

全て高機能型にすることがベストながら、車両価格の上昇を伴う。リアシートに人を乗せる機会が極端に少なかったり、そもそも速度が出せない使用環境だと不要。ということで私は「認識してくださいね」と書いてきている。また、やむを得ずELR式ベルトにチャイルドシートをセットする時は、シートベルトをロック状態にしておくこと。

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2 Responses to “リアシートベルトには2種類あることを認識し、それなりの使い方をして欲しいと思う”

  1. よしこ より:

    シートベルトはどんどん進化しているんですね。
    40年位前のシートベルトは、2LクラスのいわゆるハイソカーであってもELR式だけだったように記憶しています。
    今後、車種選びの際には注意して確認しようと思いました。

    エアバッグも時と場合によっては怖いですね。かつてのリコール(金属片が飛散する)は別として、知人が自損事故で1週間ほど入院した際、エアバッグに顔面を強打したことで数日間は顔の腫れが引かなかったと聞きました。

  2. さあ、解散総選挙 より:

    YouTubeには自動車ジャーナリストのチャンネルも数多く有りよく見ますが、2024年に福岡で発生した女児2人死亡の事故の後も軽自動車の後席シートベルト云々は聞いた事が有りません。
    嘗て、NHKが輸出用の車だけに取り付けられていたサイドインパクトバーについての番組を放送後、日本向けにも標準装備されるようになりましたよね。
    評判の良くないオールドメディアの代表NHKですが、特集番組の製作をしてくれたらと思います。

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