レーンキープ解禁?

面白すぎる! 10月17日に「一部のメディアはトヨタの自動運転が国交省と警察の逆鱗に触れた」と報じ、世論もネット報
道の流れも「そうだそうだ! 手放し運転なんかケシからん!」という方向に向かっていた。17日時点で「手放し運転のドコが悪い!」と開き直っていたメ
ディアは存在しておらず。

しかし! 大手のメディアがこの記事を追い始めるや、面白いことになってきた。大手メディアは国交省や警察庁に取材ルートを持つ。直接問い合わせたところ「問題ない」という回答を得たという。以後、皆さんトヨタの肩を持ち始めた。いや、こう書くと役人が怒る。公式には最初からモンクなど言ってないのだ。

驚いたことに「手放し運転を禁止しているワケじゃない」という言質まで取った大手メディアすらある。実際、道交法を読むと、何の装置も持っていないクルマでの手放し運転は明らかに安全運転義務違反ながら、信頼性の高い自動操舵装置付きならアダプティ
ブクルコンのブレーキと同じく解釈が出来ます。

つまり国はレーンキープを認めたようなもの。これでベンツが日本に導入した「10km/h
までの速度域ならハンドル操作しなくてよい」は事実上OKになった。もっと言えば、自動停止ブレーキをボルボが認めさせたのと同じく、日本車も10km/h以下の連続レーンキープを認めてくる可能性大。

ここでウナるの、日経Webの「初心者でも首都高安心」という記事。クルマを運転しない記者さんということなので、初心者用の技術だと思ったらしい。現在のアダプティブクルコンにも言えるコトながら、PCやスマホの複雑な操作と同じく初心者は操作できない。完全自動運転の技術と混同しちゃってるんだろう。

太平洋の水をお茶碗でくみ出そうとしているようなものかもしれないが、少なくともクルマ通の皆さんのために的確な情報をお届けして行きたいと思います。

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