ロードスターメディア対抗レースの前夜祭で2リッターモデルが出るか中山さんと斉藤さんに聞く

今日は筑波サーキットでロードスターのメディア耐久レース。昨晩は近所のイベントホールで出場チームの前夜祭が行われた。最近「ロードスターはどうなるんですか?」とよく聞かれるので、しめしめとばかりにマツダの関係者に問うてみた。まずロードスターのデザイナーであり、今やマツダのデザイン本部長様でおられる中山さん。ロードスターについちゃ知らないことない。

「2リッターは出ないんですか?」と直球を投げてみると、大笑いしながら「そんなこと言えません~!」。そらそうだ。手を変え「ここでバラしてもすでにロードスターは受注停止中なので売れ行きに関係ないっしょ~」と攻める。実は私、人の表情から真贋を読むのが割と上手だったりして。表情に様々な反応出ます。ウソ発見器のようなものか。

続いてロードスターのチーフエンジニアである斉藤さんに聞く。すると国内営業のTOPである執行役員の東堂さんがしのび寄ってきた。東堂さん、毛籠さんが社長になる前からキチンと顧客を見る人です。斉藤さんにも「2リッターは出ますか?」。意外なことにお客さんから2リッターを出さないで欲しいと強く言われるという。先日もロードスターのイベントで頼まれたそうな。

むちゃくちゃな話です。だって2リッター欲しい人だっていますから。1.5リッター派なら自分は死ぬまで1.5リッターを愛せばいいだけ。というより1.5リッターのロードスターだけしか評価しない人って、ロードスター好きじゃないと思う。私はクルマ好きなので、いろんなバリエーションあっていいと考えます。斉藤さんは「出そうと思えばいつでも出せます」。

東堂さん、普通はにこやかです(笑)

東堂さんは「お客さんが喜んで頂けるなら」。考えて欲しい。ここにきてマツダの楽しいニュースは無い。MX-30のロータリーPHEVだって売れると思えない。だったらロードスターで盛り上げたらいいかと。ロードスター、騒音規制などで今のところ最大2026年までしか売れない。マイナーチェンジモデルを今年末に出しても、終売まで3年。年間1万台作れて3万台だ。

この段階で「どこかのタイミングで2リッターを出す」と言っても、1.5リッターモデル派だって多い。作りきれないくら売れることだろう。と口説く。もちろん2人とも教えてくれません。でも様々な質問を投げるとウソ発見器に引っかかります。2人供、情報漏れてもマツダにとってマイナスになることはないと解っているから、反応は大きく出てしまう。

さて判定です! 当然ながらマイナーチェンジは間もなくだと思う。内容と言えば聞かずとも予想出来る法規対応です。そして梅津さんという、私がこの業界の「期待してるエンジニアTOP5」に入ってる人が煮詰めを行っているようだ。大いに期待していい。2リッターだけれど、マイナーチェンジのタイミングじゃ出てこない方に90%。ただ遠からず出てくる気がします。

ロードスター、最後の純エンジン車を探している人にとって最高の1台になるんじゃなかろうか。特に60歳を過ぎたような同志は、スポーツカーとオープンカーという違う素敵なモータリングを楽しめるロードスターを買って、免許返納時に子供や孫にバトンタッチしてやればいいと思う。私もフェアレディZを買えなかったらロードスターの2リッターマニュアルです!

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7 Responses to “ロードスターメディア対抗レースの前夜祭で2リッターモデルが出るか中山さんと斉藤さんに聞く”

  1. 反日非国民 より:

    最近、素敵とか凄い❗クルマを街中で見ると、ドライバーはたいてい高齢者なんです(笑)
    まぁ、たまには若者もいるが。

    私はマツダを買ったことがないが、旅先でデミオをレンタカーで運転したけど、とても良かった印象がある。
    マツダは赤のファミリアが昔、バカ売れしたし、ロータリーエンジンで孤軍奮闘してたら?いつの間にかフォードの子会社に。
    「マツダ終わった」と、素人的には思ってしまった。社長も米国から来た米国人?だったし。

    フォードが手放し、フォードは日本市場からも撤退。
    その後、スカイアクティブ?とか素敵なネーミングには惹かれたが、何だかよく解らず、、。

    新しい市場の開拓は、今の日本では難しいのでしょうか?
    つくずく、テスラってマスクってのは謎の大成功で、日本はやはり、統合護送船団方式のトヨタが頑張るしかないのでしょうか?

  2. カセルタ より:

    本当に車好き皆さんには、老後の楽しみに国産オープンカーはお薦めです。我が家にMR-Sがやってきて22年が過ぎましたが、さすが日本車、ノントラブルです。

  3. 反日非国民 より:

    未だ、ロードスターに夢中になる〈お年寄り〉?がいるのは素晴らしいことで〈皮肉でも何でもなく〉、今の高齢者とその予備軍が若くなり、元気だとの何よりの証拠です。

    生産年齢人口の話をしたが、これこそが大問題ですよね。
    この層、人口が激減してるし。
    非正規化に就職氷河期、名ばかり正社員やブラック企業やその労働、またその子供世代が輪をかけて大変だと来たら。

    〈少子高齢化〉で、少子化も高齢化も、いつも常に問題にされるが、いっこうに抜本的な問題解決が為されていない。
    だが、15歳から64歳なんて、問題視すらされない。
    クルマ社会が、日本でこれほど縮んだのも、この層の減少と困難さに原因があると思います。

    子や孫が素直に喜んで、ロードスターを乗り継いでくれる国や社会であって欲しい。
    日本のクルマ社会の未来は、どうなるのだろう?
    片やトヨタに、他方にビッグモーターにと、視界不良で混沌としてるが。

  4. トヨタ車ユーザー より:

    マツダの事業計画としては、早くラージシリーズが軌道に乗ってほしいってのが正直なところかもしれませんね。
    あと、CAFE系に有利なMX-30も願わくばと思っているのでしょう。
    実際にはアメリカや電動クーペには2Lのロードスターがあるわけですが、それだけ排気量が違うと別の車と言う感じですよね(日本だから2L乗る時は重い屋根も付いちゃうから余計に)

  5. PAL より:

    2Lも良いけど、1.5Lターボ(もしくは1Lターボ)でマイルドハイブリッド+DCTだったら面白そうですね。

  6. 薫くん より:

    クラウドファンディング で作りましょう!

  7. 反日非国民 より:

    クルマと、クルマ社会にまつわる話にネトウヨが絡んできて、十年一日の〈中国崩壊待望論〉を打たれても、お相手する気は全くない。

    自国最大の貿易相手国の、自滅崩壊を必死で熱望するのも妙ではあるが、勝手に他の政治軍事関連サイトでやって欲しい。

    私とて、国沢師匠に場を借りている身で、何をか云わんやだが。

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