ロードスター4時間耐久レース、今年は8番手に沈む~
恒例のロードスターメディア4時間耐久レースでございます。いつもは夏に行われるのだけれど、新型コロナでサーキットのスケジュールを希望通り確保しにくくなっており12月になった次第。加えて今回から観客を入れて開催される。やっぱりサーキットは賑やかじゃなくちゃアカンです。チームはエンジン誌。村上編集長と大井、ラリードライバーの鎌田選手というメンツ。
予選はいつも通り大井。鎌田選手が走った時もポールでしたね! 2人とも速い。朝のプラクティスで9秒6を出していた大井がポール奪取かと思いきや、クリアラップ取れず、しかもスケベ根性出して出し一旦ピットして空気圧下げたらカンペキに裏目! 今まで大井はポールか2番手しか取っていない。大失敗ですね~。まぁこれもレースだ。いや、レースだとダメか(笑)。
それにしてもロードスターって素晴らしいね、とレースの度に思い知る! ノーマルの1500ccエンジンながらサスペンションとタイヤ変えただけで筑波サーキットを1分10秒切りで走れちゃう。加えて素晴らしく楽しい! ロードスターのオーナーなら一度はサーキットを走ってみて欲しいと思う。クルマの運転を覚えるためには最高だ! ドライバーのドライビングレベルを忠実に反映する。
今回私のスティントは3番手で50分間。交代時に6.2km/Lだった燃費を6.3km/Lにするべく4500回転シフト。頭使いながら15~17秒台でラップしていると、あっという間の50分だったりして。鎌田選手も「すごく楽しい!」と言ってたけれど、その通りだと思う。筑波サーキットにはちょうどいいパワーです。ただいつも思うのが「全開で走りて~っ!」。7000回転まで回りますから。
ロードスター耐久レース、発端はマツダが「編集者にもスポーツドライビングを体験して貰いたい」ということからスタートした。その後、マツダの体勢が変わったりリーマンショックあったりして存続の危機は何度かあったけれど、その度に「マツダのDNA」を引き継ぐ人が継続の判断をきてきた。ただ最近は「編集者にも」という基本理念が薄れてきたように思う。
エンジン誌はキチンと編集長が出場している。これ、メディア対抗ロードスターレースの基本だと思う。最近プロフェッションなドライバーも増えてきた。このあたりで原点に戻り、編集者が基本になるレースにしたらいい。欧州やアメリカ、アジアのメディアチームなど混ぜたらさらに面白いんじゃなかろうか。ということで全て言い訳です(泣)。今年は8時でした~。
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ロードゴーイング・レーシングカー
…言うは易し、叶えるは難し。
サーキットで要求されることと市販車で要求されることは違う部分も多いので、中々実現は難しいのですが、憧れとしては今も私の中にあります。
かつてのアルピナはサーキットまで自走して、帰りはトロフィーを載せてまた自走して帰ってくる。
最近のクルマだとGRヤリスなんか(ラリー1規定になって直系とは必ずしもいえなくなりましたが)ラリーで勝つ為に作られた市販車といえますし。
ランクルバブルの前からランクル大好きな私、何がそうさせてるってダカールラリー市販車改造部門で10連勝とかですし。
ラリージャパンにも展示されいましたが、スバルインプレッサWRC(しかもマクレー車のカーナンバー3だった!当然写真撮りまくり!!)もカルネナンバー付き。当然(競技限定とはいえ)公道走行可です。
思えば何でラリーが好きなのかは、ロードゴーイング・競技車だからかもしれません。
前置き長くなりましたが、ロードスターってロードスターカップがあるくらいマツダの中で一番のレーシングカー寄りの市販車。
ちゃんとNR-A(ナンバー付き競技ベース車)も売っています。
無給油という条件があるので全開のレースペースとならない絶妙なレギュレーションですが、それでもサーキットをレーシングスピードで4時間走行し続けるポテンシャルって想像以上に難しい。
EVレースだと50kmレースの草レースでさえ電池オーバーヒートとの闘いになっていたのは記憶に新しいところです。
1000馬力のテスラSが軽自動車改造のミラEVに抜かれるシーンもあったくらい。(当時最新世代のテスラ3はぶっちぎりで1-2フィニッシュしていました)
ロードスターを世界一安い値段で買えるのが日本だとしたら、そりゃチャンスはモノにしたいと思う訳です。