中国の自動車メーカー、やはり考え方の根っこが違うんだと思う。現時点では推奨しがたい
ジーリーを見ていると「やはり日本と中国は考え方の根っこからして違いますね!」と思う。中国のメーカー、政府と濃い関係を持つ。そしてメディアはお金で動かせる。最悪、報道管制だって出来る。以前、脱線した新幹線を穴掘って埋めたけれど、一瞬話題になっただけで過ぎ去った。現在進行形でADASの暴走や電気自動車の火災は起きているけれど顕在化しない。
ジーリーについて書いた記事で以下のようなコメントを貰った。「メディアなんて怖くないしSNSもコントロール出来ると思っているんでしょう。政府さえ押さえておけば何とでもなると。残念ながら、中国のモラルは日本とは大きく違う。中国本土でEVの普及が進む過程で多くの事故が発生しているようですが、中国政府が事故統計を収集し正しい情報を公表することは有り得ない」。
そうなんだと思う。上海モーターショーのプレスディに行くと「直播」と呼ばれる生中継している人がたくさんいる。メーカーからお金貰って現場から情報を発信する人達だ。当然ながらメーカーの批判をしたら仕事無くなるため、悪い情報は一切流さない。日本で「メディア」と認識されている媒体も、中国政府から圧力掛けられたら発信出来ない。
国交省の認証問題で私は可能な限り正しい状況を発信したけれど、国交省にとって面白くなかった内容がたくさん含まれていたと思う。中国なら全てカットされることだろう。「国は失敗しないので」どころか、正しいことしかしないというのがテッパンのコンセプトである。もちろん国から睨まれた企業はメディアから袋だたきに遭い、退場させられます。
何か起きるまで問題は顕在化しない。
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日本には『官の無謬性』という言葉があります。
裁判所が原告と被告を対等に扱わず『疑わしきは罰せず』の大原則も無視し 警察や検察の言い分を一方的に信じて 冤罪が発生したりする大きな要因なのでしょう。
官だって所詮は人間のやることなのだから、そろそろ『官にも誤りや悪意がある』という考え方が普及して欲しいですね。