久し振りに輸入車(アウディQ8 e-tron)の試乗会へ行ったら、安全対応が万全なので驚いた!

最近すっかり輸入車の試乗会に行かなくなった。広報車も借りていない。私の仕事を考えたら自分のクルマに乗る機会がないくらいたくさんのクルマに乗るべきなんだろうけれど、借りに行き、返しに行くだけで半日かかってしまうため、ついつい遠のく。試乗会も輸入車の場合、記事を上げたってアクセス数が少ない。これまたついつい欠席しがちになってしまう。

行っても最近徳大寺師匠に似てきてクルマが良くないと「う~ん!」だし。特に輸入車は文明じゃなく文化なので、ガチの評価をしたら「粋」ぢゃない。好きなら買う。嫌いなら買わない。悪くたって蓼食う虫も好き好きですから。今回はアウディから連絡あり「たまには乗りに来てください」。ということでアウディの電気自動車で一番大きいQ8 e-tronの試乗会です。

Dレンジをセレクトして走り出すと、まず弱点が気になる。高速道路の目地みたいなところを通過した時にアウディらしからぬドシンドシンという入力あることと、ブレーキのタッチ。新世代トヨタ車の快適な協調回生ブレーキのタッチに慣れているせいか、カックン制御である。直進性も「良い!」と言えるレベルにない。テスラや中国勢に飲み込まれてしまった。

電費は悪い。クルコンを90km/hにセットして5.1km/kWh。面白いコトに気を使わずに走っても4.5km/kWhくらい走る。ただ150km走ったら30kWhも使う。家庭用の3kW充電だと10時間! 夜だけじゃ満充電にならない。電費の悪い電気自動車は、自宅に6kWの充電器が必要になってきますね。いずれにしろ車両価格を考えたら普通の人は買わないでしょうね。

ちなみに価格は航続距離424kmの95kWhで1099万円。501kmの114kWhは1317万円となる。と、ここまでは憎まれ口になるだけれど、いろんな意味で感心した。安全に関する対策です。まずアクセルとブレーキの踏み間違えで暴走した場合、電動パーキングを引けば驚くほどジェントルに止まってくれる。引くと同時にパワーをカットし、少しだけ強めのブレーキで停車。

はたまたスタートボタンを1回押すと「もう1回押したらエンジンが止まります」(エンジンじゃないですが。笑)と表示が出る。押すとパワーだけ落ちる。パワステやブレーキはしっかり稼働するのだった。もちろんブレーキオーバーライド付き。暴走した時の対応策が3つもある! これだけで「アウディすげぇ!」と感心しちゃいましたね。

感心したのでアウディの人に「他のアウディはどうなってますか?」と聞いたら「言われるまで知りませんでした」だって。帰宅してから試乗レポートを見ても全く紹介されていない。こうなると他の輸入車がどうなっているか知りたいけれど、誰もチェックしておらず。オーナーで御存知の方がいたらBMWやメルセデス、ステランティスがどうなっているか教えてください。

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3 Responses to “久し振りに輸入車(アウディQ8 e-tron)の試乗会へ行ったら、安全対応が万全なので驚いた!”

  1. アミーゴ5号リボーン より:

    かつて欧州車のデザインは、塊感と躍動感が抜群のロジックとセンスでまとめられていると感じておりました。やはりヨーロッパ大陸を舞台にした、彫りの深い顔とマッチョな身体、石造りの文化は違うなぁと、勝手に合点しておったのです。

    一方島国で国土が狭く、鼻が低くて身体も小さく、木造文化の日本人には、ダイナミックな造形は生み出せないと諦めておりました。

    すっかすですね、
    最近の欧州車のデザインには、ほとんど魅力を感じなくなりました。中華テイストすら、感じますもの。

    逆にクラウンクロスオーバーやスポーツ等、日本車のデザインにビビビッっと反応するようになりました。

    クルマ好きとして、何やら嬉しい今日この頃です。

  2. Mumbaikar より:

    「いろんな意味で感心した。安全に関する対策です」について。

    今プジョー308SWのディーゼルに乗っています。ご存じのようにプジョーの始動ボタンはダッシュボード周辺ではなく、シフトレバーの後方、センターコンソールの前、つまり左手の下あたりについています。うちには猫がいてよく彼をのせてドライブします。彼はドライブがあまり好きではないのでドライブに行くと、落ち着いてずっと座っているよりはウロウロ車内を動き回ることが多いです。その時、稀にですがスタートボタンを踏むことがあります。プジョー308の場合、走行中にスタートボタンが押し下げられるとタッチスクリーンにウォーニングが表示され、ウォーニング音が出ますが、クルマが止まることはありません。

    この話を定期点検の際ディーラーの人にしたらそんな事態は想定外だったのでしょう、「エッ」といってビックリしていました。

    この記事を読んで「これも安全に関する対策の一つなのかなぁ」と思っています。

    とはいえ、プジョー車の始動ボタンの位置はすべてこの位置なので、今度クルマを買い替えるときはプジョーは選択対象外にします。この車の走りは好きなのですが…

  3. Cisia より:

    e-208に乗っています。
    先日、走行中に間違って電動パーキングを引いて
    しまいました。
    後輪に急ブレーキかかかりましたが、直ぐに解除しま
    した。
    幸い空いた道で、後ろに車はなく問題ありませんでし
    がビックリしました。
    始動ボタンは押しにくい所にあるのですが、電動パー
    キングの位置はモード変更の前にあるのが問題かも?

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