事故の教訓2

関越道のバス事故の件、運転手とバス会社のグダグダがあまりにも多過ぎて、事故の直接的原因である「居眠り運転」はどこかにいってしまった。メディアや識者の論調は「もっと細かい規制を掛けろ」。規制緩和の逆行を要求してます。コーランや聖書を厳守せよ、という原理主義が台頭してきましたね。それでいいのか?

確かに今回の事故のバックグラウンドは酷い。でも全て遵守したとしても居眠り運転の可能性を排除しきれない。2名乗車であっても、スペアドライバーって基本的にトランクルームで仮眠というスタンス。一度止まらないと交代できないのだ。プロのドライバーなら、よほどのことがない限り、担当の距離を走るだろう。

イタリアで居眠りが原因と見られるバスの事故が発生し、5人死亡。幸い、国交省はバスにも追突事故被害低減ブレーキの着用義務化を考えているという。同時に三菱ふそうが標準装備しているような居眠り防止装置も義務化すべきだと思う。居眠りなどの可能性あったら、シートベルトを引っ張る制御など良い。

ここで問題になってくるのは、どんなハードを使うか、である。多くのトラック/バスメーカーはミリ波レーダー使う。けれど車線逸脱警報を付加出来ない。やはりアイサイトのような光学式が望ましいと思う。こう書くと「逆光や荒天時に使えない」と言う「否定君」も出てくる。カメラで見えにくいなら人間だって見えにくい。

何も機械に全て任せようってんじゃありません。カメラが見えない時は人間が注意力をフルに発揮します。見えない場所に突っ込んで行く人など居ないでしょう。逆にカメラで見えないときは上限速度を80km/h程度に制限するという制御を入れたっていい。それでも日本人は規制や原理主義を好むんだろうなぁ。

・ECOカーアジアは「日産本社、ディーラーを統率出来ておらず

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2 Responses to “事故の教訓2”

  1. 605 より:

    電力会社などの競争のない独占寡占の業界も困ったものですが、過当競争の業界も困ったものです。
    過当競争になると価格は下がるが、品質・安全性も下がり不正も横行しがちで、消費者・利用者を保護するための最低限の規制は必要です。日本の場合あまりにも過剰な規制か、いい加減すぎるかのどちらかに片寄りがちで、公正な競争が(これがまた困難)大事で、中庸が大切です。
    事故予防の優れた技術は色々あるでしょうが、今はまだバラバラで、それらを統合化し安価に搭載すれば、少なくとも日本・欧米ではアドバンテージとなり消費者の評価も上がるでしょう(中国・韓国ではこの分野の技術は遅れているかもしれませんから)。

  2. さね より:

    事故と原理主義かあ…何主義でもいいんですけど、各々が事故が減るように心がけるしかないでしょう。規制しなきゃ安全性装備を軽視する日本車メーカーは、より自主的になってほしいし、規制する側の国会では規制するよりも民間企業の自主性を促してほしいし、また買うユーザーにも安全要らないとゆう人には安全性装備をなしにできる自由があっていいと思います。ただ他人を巻き込む事態の場合は厳罰化してほしいです。逆に安全性装備をほしい人には付けられる自由がほしいです。最初に戻りますが各々が気おつけていくしかないと思います。誰が悪いやら会社がとか、制度がいけないとかあるでしょうけど、結局そのつもりがなくても事故を起こして加害者、被害者になることは不幸なことです。その時はいつ自分にくるか分からないと肝にめいじときます個人的に。

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