事故防止

もしかしたら「自動車離れ」が最近の事故と関係しているのかもしれません、と思う。有名タレントさんの事故、高速道路を一般道路と同じように考えていたようだ。高速道路の危険性をほとんど理解していなかったのかもしれない。クルマは街中で走って居るときのスピードと高速道路では操縦特性を含め全く違う。

そもそも100km/h出ていれば止まらないし曲がらない。雨だと視認性だって悪い。クルマに詳しい人であれば、追い越し車線側に出るようなことをしなかっただろう。ちなみに他のクルマを巻き込まずに済んでいるけれど、後続車両が追突すれば他人が死亡するような事故になってしまう。人にも迷惑掛ける。

サンルーフから子供の頭を出して走行中に屋根と接触した事故だって、もう少しクルマに対する知識を持っていてくれたら、と思う。”クルマ離れ”している人達は、クルマに対する認識まで離れた感じ。クルマって包丁と似てる。便利ながら使い方を間違えば危険なのだ。こういった状況、以前から一部で危惧されてまし
た。

例えばバイク。30〜40歳の2輪免許所有率って低い。40歳以上の男性を見ると、半分以上の人がバイクの免許も持っている。当然の
如くバイクの特性を理解していて、自然にバイクを考えた運転になります。免許持ってないとバイクの特性をイメージ出来ないため、なかなか対応出来ない。

また、クルマに対する認識の低い人は、交通マナーも「自分勝手の安全」になってしまう。高速道路の追い越し車線を安全速度でノンビリ巡航してるの、一昔前までジイサンや女性と決まっていたが、今や若い世代に多い。後続車の強引な追い越しを誘発しても完全に無視。激しく空気読めなかったりして。

残念ながらクルマ感度の低い層を事故の前に啓蒙する方法は極めて少ない。事故の度にメディアがキッチリ報じ、教訓とするしか無いのかもしれません。だとしたら感情論に走らず、冷静な事故の分析が重要です。

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