二酸化炭素25%削減

民主党は二酸化炭素の排出量を1990年比で25%減らすと言っている。「そんなこと出来ない」に始まり、大ゲサな輩は「歩く時代に戻れというの
か!」などとワケ解らないことを言い出した。今や抵抗勢力でしかないメディアも25%削減案に対し反対しているようだ。果たして不可能だろうか?

少なくとも乗用車に関して言えば、ほとんど問題無し! プリウスに代表されるハイブリッド車は、今後急速に増えて行く。普通のクルマからプリウスに乗り換えるだけで、1990年比の25%減は簡単に実現できてしまう。しかもアメリカのZEV規制の変更を受け、プラグインハイブリッド車やEVの開発も急速に進むと考える。

定期便のトラックやバスなどは燃料電池を使えばいい。今のところ世界最高水準の燃料電池を開発しているトヨタとホンダの担当者がガンとして「乗用車以外には使いたくない!」と抵抗しているけれど、出発地点と到着地点、走行時間が決まっていれば、燃料に「高圧の水素」よりずっと簡単に取り扱える「液体水素」を使うことが可能。

高速道路を走る最大級のトラックで410馬力(302kW)。ホンダのスタックなら3つ搭載するだけで済む。しかも燃料電池の特性上、常時フルパワーを出している時が最も劣化少ない。巡航時は1つをフル稼働させておき、登り坂など必要に応じて残る二つを動かしたり出力制御させればいいのだ。価格的にも十分ペイします。

自動車を作る工場や水素の生産に使う電力については2011年から本格的な太陽光発電パネルの生産が始まる。フル生産になると、年間原子力発電炉5基分のパネルを作れるそうな。現在原子炉は約50基。電力が余ったときに水素を作る等すれば(バッテリーに貯めるより安価)、二酸化炭素を排出する火力発電所の比率を大幅に低くできるハズ。

大きな技術革新を同時に行うことにより、25%減は不可能じゃないと思う。というか、この機会にエネルギー問題を抜本的に考えたらいい。限られた資源である石油は、大切に使っていくべきでしょう。高速道路の無料化もそうだけれど、メ
ディアに代表される反対勢力の意見に左右されず、自分でデータを探し判断してください。

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8 Responses to “二酸化炭素25%削減”

  1. Ito より:

    25%の削減が意味することとは、従来の発想を煮詰めてももはや無理というころでしょう。
    技術的にCO2削減が厳しい分野もあることも事実ですので、自動車が単純に25%削減すればいいという問題ではないと思います(それすらかなり難しい話ですが)。ほかで厳しい部分を自動車が負担するみたいな考え方が必要なはずです。自動車業界からしたら「ふざけるな!」なのかもしれませんけど・・・
    たった10年での自動車の全数を入れ替えることは難しく、かなり多めにみて半数が入れ替わったとしても、それらのエコカーが50%以上CO2削減できていなければ25%の削減になりません。
    LCAでCO2を半減できる可能性があるのは今のところEVとPHVだけで、それらがすでに垂直立ち上げの段階に入っていなければならないはずなのですが。
    技術は7年前後で大幅に普及するといいますから、残された開発の猶予期間はあと3年程度ですね。その間に不満ない性能のEVとPHVが完成できていないと目標達成は非常に厳しいはずです。

  2. HT より:

    今の補助金をHVやEVなど優秀な物に限り続けていくとか、燃費基準を今よりもっと厳しく前倒しにするなどの方法が必要でしょうね。
    少なくともアイドリングストップ機構すら持たない自動車は数年以内に発売出来なくなるかもしれません。
    でもそれでいいです。ただ財源として既存の自動車に高い税金を掛けるのには反対ですし、アイドリングストップ機構やマイルドハイブリッドの中にはエアコンのコンプレッサーを動かすためにエンジンを切らない物があるそうで、蒸し暑い日本で実燃費が悪くならないように自動車メーカーにもその点を工夫して欲しいです。

  3. あーさん より:

    民主党のは二酸化炭素の排出量25%減は、目標としては良いのではないでしょうか。
    世界人口増と中国とインドの発展を考えた時、25%減ぐらいの目標でないとCO2の大幅な増大になります。
    日本は二酸化炭素の排出量が少ない自動車などの製品を輸出していけば、世界から歓迎されるでしょう。
    将来、二酸化炭素の排出量を更に減らして行くためには、社会システムを転換する必要があります。
    反対する人は、経済成長が出来ないと言いますが地球環境が悪くなれば経済成長どころではなくなります。
    人間はこの困難を乗り越えていかなくてはなりません。
    人間には地球が必要ですが地球は人間は必要ありません。

  4. Fufuhu より:

    今の若者をみてると(自分も含めて)
    都市部に関しては放っておけば自動車に関しては解決してしまいそうです。
    まず、若い人に経済的余裕がない。次に国沢さんがおっしゃっているように「車を悪」と考えている。(僕はケンメリのお尻に引かれて高速に乗りそうになるくらいの変りものですがw)
    あと致命的なのが「電車のが楽」ってのが…長距離の移動になると電車のが楽なんですよね。なにせ考えなくていいですから。(←ここがいまどきの若者にとってはポイント)
    自動車に関してはHVやらハイブリッドやらで解決できます。あとは他の産業の問題でしょう。二酸化炭素を出すのは自動車だけではないので。

  5. Fufuhu より:

    今の若者をみてると(自分も含めて)
    都市部に関しては放っておけば自動車に関しては解決してしまいそうです。
    まず、若い人に経済的余裕がない。次に国沢さんがおっしゃっているように「車を悪」と考えている。(僕はケンメリのお尻に引かれて高速に乗りそうになるくらいの変りものですがw)
    あと致命的なのが「電車のが楽」ってのが…長距離の移動になると電車のが楽なんですよね。なにせ考えなくていいですから。(←ここがいまどきの若者にとってはポイント)
    自動車に関してはHVやらハイブリッドやらで解決できます。あとは他の産業の問題でしょう。二酸化炭素を出すのは自動車だけではないので。

  6. バゴーン より:

    この際、自動車税制と軽自動車枠を抜本的に改革したら良いのでは?
    現行の排気量・重量・車体の大きさによる税制をやめて、燃費・環境・安全性を基準としたものにシフトすべきです。
    ただし、霞ヶ関ならぬ自動車業界、特に軽自動車メーカーの抵抗はものすごいと思いますが。

  7. イカおとこ より:

    朝の通勤ラッシュには、呆れています。公共交通を、もっと使いましょう。若者達は、歩きなさい!タクシー、トラック減車、空ぶかし禁止です。環境税を導入して、揮発油税、タバコ税を値上げするべきです。深夜営業店を減らせば良い。まあ、努力したら、25%は達成出来るかもね?

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