何と! WRCベルギーでトヨタは水素エンジンGRヤリスを走らせるとな!

・追記 公式発表されました。ただ内容は下で紹介したのみ。

何と! カンクネンがWRCベルギーで水素エンジン搭載のGRヤリスを走らせるという! 未だGRから正式な発表はされていないものの、欧州のツイッターやフェイスブック、そして専門メディアもスクープ情報的に取り上げ始めた。といっても現時点で解っているのは、毎日1回のステージをカンクネンが走ることだけ。車両の写真は、すでに発表済みのカラーリング。

GRのリリース写真

ボディカラー&どんなゼッケン付けて走るかは不明。コースがクローズドされて以後、公式競技の前に走る車両は基本的に全開走行可能。普通だと『000』と『00』そして『0』なのだけれど、競技を通して走るのが慣例。私が2015年にMIRAIで走った時は給水素の関係で全コース走れなかったため、3日間とも半日走る『VIP B』というゼッケンだった(『VIP A』はオペルの新型車)。

2015年のWRCドイツ

水素GRヤリス、どんなポジションで走るのか? MIRAIはWRC初となる日本車&日本人クルーのセレモニアルスタートの1号車というラリー好きなら死んでもいい栄誉を頂いた。今回は水素エンジンという違う技術でWRCに出てきた。音も重要なモータースポーツ用として考えたら高く評価されるかも知れません。いずれにしろトヨタ、欧州で水素のアピールは万全です。

WRCジャパンでも走らせるでしょうね~。ドライバーはモリゾウさん?

ちなみにベルギーで走る水素GRヤリスと限りなく近いスペックの車両に試乗済み。下の動画の最後の方でも笑いながら話をしている通り、乗ればすぐ「中身はターマック仕様のラリーですね」。そして「モリゾウさん、なんか考えてますね!」と解った。私はラリージャパンで『0カー』やるのかな、と予想していたけれど、EUの本部があるベルギーと聞いて「なるほど~」。

カーボンニュートラルで作った水素使い、排気ガスを出さない水素エンジンを走らせれば二酸化炭素を一切増やさないで今まで通りの音を残したモータースポーツが楽しめる。「文明」という点からすれば電池自動車なのだろうけれど「文化を残す」という観点からすれば電気自動車より好ましいように思う。何より22世紀の人達に「エンジン音」を残してあげられます。

今夜20時からJスポーツ3でWRCフィンランドのレビューです。全国5千万人ファンに支持されている栗田さんの隣で怪説させて頂く。久し振りにヒョンデとガチバトルで盛り上がったので御覧下さい。番組中「何か新しいクルマが走るらしいのでベルギーに行く」とコメントしてますけど、水素GRヤリスだったということです。カンクネンのサイン貰ってこよう!

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1 Responses to “何と! WRCベルギーでトヨタは水素エンジンGRヤリスを走らせるとな!”

  1. z151 サンバー愛好者 より:

    「コレ、ラリーカーです!」と国沢さんの動画で感想を述べられていましたが、これがWRCイープル・ラリー・ベルギーのデモ走行に繋がるのですね。

    ドライバーはユハ・カンクネン。
    トヨタのドライバーという印象が強いですが、プジョーやランチャでも速かった印象があります。
    今のフライング・フィン(いかれたフィンランド人・いい意味で)はロヴァンペラ君かもしれませんが、そういう意味ではフライング・フィンの先輩。

    大きく脱線しました。
    水素エンジンのGRヤリス、GRカローラじゃなくて。
    水素タンクの実装等は車体が一回り大きいカローラの方が少し楽な筈。
    でもきっと「コレはラリーカーです!」だからヤリスじゃなくちゃダメなんだ。
    GT-Rの名前が付いているのにFFのル・マンカーが出てきて、予選落ちしちゃったようなガッカリなことにならないように。
    同じような理由で、できれば水素GRヤリスには全開走行(に見える)パフォーマンスを披露して欲しい。
    去年の最終戦モンツァでロヴァンペラが魅せたみたいに要所で360度ターン入れてもいい。
    現実にはラリー1になったけれど、水素エンジンの世界線もあったんじゃね?っていう面白さをEU本部の目の前で「ドリフト」して欲しいのです。
    トヨタのサービスパークはミライで発電した電気で展開するらしいという情報もありました。
    メガウェブの中庭でライブイベントがあった時も、ミライを並べて同じようなことをしていたなと思い出しました。
    戦争を伴わないこういう戦いは大歓迎。
    人の命を奪わず、破壊するのではなく、未来を創り出すから。

    ラリー・フィンランドのレビュー楽しかったです。
    全国5000万人のファンがいらっしゃる(笑)栗田女史とラリー・ジャパンは人生の集大成の国沢さんのコンビ、最高です。
    勝田選手、結果6位と本人にとって悔しい結果みたいですが、一番悔しかったのは息子が初めて立った瞬間を見逃してしまったこととか。(既に4代目ラリーストと呼ばれています)
    この子が「ラリーって楽しいな」と思うような未来を我々が作っていきたいですね。

    タナック優勝で久々にタナックのお茶目な面が見られて微笑ましかったです。
    とりわけ奥さんに世界放送で愛を語ってしまったところとか「アイスマン」みたいなのに実はアツいなと微笑ましく思いました。

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