何より乗って楽しい

昨日の続き。三菱自動車も日産もホンダもトヨタも、電気自動車から家庭に電源を供給する装置を提案している。ハナシを聞くと、皆さん
「停電時も安心」と言う。震災以後、緊急時を意識した備えが「流行」になった感じ。しかし! 緊急時は自然災害に限らないと考えてます。人為的な緊急時、
というのも大いにありうる。

現在、為替レートは世界規模の円高だ。けれど我が国の財政状況だって厳しい。いつ円安やインフレが始まっても
おかしくない状況。そうなった時、大半を輸入に頼っているエネルギーは間違いなく高騰することだろう。電気料金など典型的で、今や1kW=30円突破は時間の問題。円安になればさらに上がる。

昨日も紹介した通り、現時点で『マイクロスマートグリッド』(エネルギー
の自給自足)を構築するとそれなりの費用が掛かるけれど、今後5年くらいで徐々に安くなっていくだろう。一方、時間が経てば経つほど「緊急時」に遭遇する確率は
上がっていく。私は5年など持たないと予想してます。確実にセーフなの、今後1年。

3年後は全く自信無し。今のうちに安い金利でローンを組み(毎月の返済額は電気代+αくらいだと思う。インフレになったら返す金額が割安になって大笑い)、電気自動車と太陽光発電装置を導入しておくと「決断
して良かった!」と思う日がやってくるかもしれません。一戸建ての人は真剣に考えたらいい。

「緊急時」になっても500万戸が通常の生活を続けられれば、緊急時からの脱出も容易。船が転覆した際、全員が泳げないケースと、泳げる人が案外たくさん居るケースとでは、救うために要する時間も少ない、ということです。大手企業だって自社でのエネルギー調達を考えているハズ。仲間は多い方がいい。
 
いろんな意味でエネルギーの自給自足を考える個人や企業は、日本の将来を磐石なモノにしてくれる。大嵐に遭遇した際も、いろんな役割を果たせることだろ
う。努力すれば泳げるようになる人は、努力すべきです。単に「原発はイヤだし、化石燃料を燃やすのも気分良くない」と言う人が一番多いと思いますけど。


まぁここまで書いて肝心なことを忘れていることに気づいた。最近、どこに行くにのにもリーフに乗っている。なぜか? 楽しいからだ。いや、気持ちよい、と
言い換えても良い。レシプロエンジンのひとつの理想系は「モーターのように滑らか&静か」。プリウスに乗っている人なら解ってもらえるんじゃなかろうか。

プリウスPHVは電池なくなってエンジン掛かった瞬間「あ〜あ」と思う。電気自動車ってエンジンが掛からないプリウスのようなモノ。プリウスに乗っていて「エンジン掛からなきゃ気持ちいいのに」と思う人は、電気自動車に乗ると幸せになります。静かなクルマが好き、というなら最高の相棒になってくれるだろう。

・ECOカーアジアは「スカイアクティブGの実力は?

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3 Responses to “何より乗って楽しい”

  1. kanbutan より:

     良い夢です。 田舎で戸建てに住んでいるワタシとしては素晴らしいの一言ですね。 但し、本当に田舎に住んでいる身としてはどうしても自身走らなければならない走行距離とクルマ(この場合モチ電気自動車)が走れる走行距離の乖離が気になります。そこで魅力的なのはシボレー・ボルトの様なレンジエクステンダー車ですが未だヤナセが正式輸入しないところをみると何か問題でもあるのでしょうか。

  2. 脱原発 より:

    こっそり政府がパブリックコメントを募集しはじめたようです・・・
    http://www.npu.go.jp/policy/policy09/pdf/20120702/20120702.pdf

  3. さね より:

    そうかあ乗って楽しくスマートグリッドてゆうですか?ならいいですね。考えてみればハイブリッドカー所有だけどインサイトだしモーターだけの走行はありますが、アクセルふんでからちょい抜きアクセル一定な感じで、一瞬みたいだから感覚的に面白くもなんともないから電気自転車の楽しさ分かってないんだな。 まあ気長に電池が進化して普通の人が気楽に普通に買えて、普及するの待つか〜。 ecoカーのスカイアクティブGの実力は本物だったんですね。良かった! 日本道路事情CVT信仰やアクセラやデミオがライバル車やインプレッサに負けてると書かれてたので大丈夫か?と思ってたからひとまず安心。やっぱりCVT+普通なポート噴射遅閉じミラーサイクルのみが素晴らしい訳じゃないのが分かってよかったです。ダウンサイジングターボだけが直噴エンジンの正義みたいな感じも受けてたので。サイズとデザインさえガマンすればCXー5いいかもなぁ。

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