公安委員長の実力
さすが国家公安委員長の正論は強い! 早くも有能なキャリアのいる警察署で「取り締まりのための取り締まりはしばらくやめておこう」という動きが出ているようだ。そらそうだ。あんな発言の後、ツマらん場所で取り締まりをなどしようものなら、オタンコ扱いにされちゃう。現場が厳しくなる、ということです。
裁判に持ち込まれたって厳しいんじゃなかろうか。もしかしたら口先介入だけで相当な効果をもたらすかもしれない。さらにコメントを求められた安部総理あたりが「そうですね。私もそう感じています」くらいのことを言えば、もう法規や内規を変えなくたって、警察内の取り締まり伝達事項で簡単に変わることだろう。
安全と思われる場所での速度違反の他、完全に止まっているかどうかの踏切&一時停止も日本独特の妙な法規だ。踏切は止まらないのが普通。一時停止は「譲れ」を世界のスタンダードとする。そもそも一時停止は止まることが目的で無く、他のクルマに道を譲ること。重要なのは「止まる」でなく「安全確認」です。
この際、警察も考え方を改め、本当にジャマな場所の違法駐車や、子供が多いなど危険な道での速度違反(もちろん通学時間帯)、反則金制度など自動車と同じくように使えるようにして自転車の違反を取り締まりなどしたらいい。そしたら警察はイッキに好感度が上がり、優れた人材も入ってくるようになると思う。
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まったく国沢先生の仰る通りだと思います。
速度に関しても、駐禁に関してもそうですが、
例えば一時停止で重要なのは「安全確認」「譲る」ことであって、「タイヤが完全に止まったかどうか」ではないんですよね。
警官は「安全かどうか」ではなく、「どうでもいい屁理屈でノルマを達成してお金を集める」ことに注力しているとしか思えませんね。
だから信頼を失ってしまったんだと感じます。
「安全を守る」という本来の目的に沿った(今の警察に言わせれば、今も安全を守るためにやっている、と、強弁するとは思いますが)活動をしてほしいですね。
国家公安委員長、機動隊のDJ警官がイメージアップに貢献しているのに所轄の警官がイメージを落としたら意味ないですね。
やるなら「今でしょ!」
速度超過違反で石川県警に七万円、一時停止義務違反で大阪府警に一万円。
いずれも安全な場所での違反切符。
いまだに恨みは消えないし、警察の不祥事を目にするたびに腹が立ちます。
今度の公安委員長は警察の内部改革として絶妙の着手だったと思います。
このへんで国民を味方につけて、警察の半島パチンコ利権の絶滅、
拉致事件捜査の情報開示と正常化、などに進んでいけば理想的な流れです。
交通取締りの「ワンパターン化」と「取り締まる側の都合に合わせた取締り」が問題だと思っています。
ネズミ捕りや白バイ追尾が行われる場所は、まあ決まっている場合が多いですよね。
地元のドライバーなら、まず捕まる事は無い。で、地元以外のドライバーを捕まえる分には、
管轄内から取り締まりに関してクレームがくる事も少ないので、自分達の身は安全…。
個人的には、前車と車間距離を取らないドライバーを取り締まってもらいたいと、常々思っています。
彼(彼女)達は、前車の安全性を(意識的&無意識に)脅かす、交通事故加害者予備軍だと思っているので。
警察官の目視で車間の合法or違法を判断し、ドライバーにキップを切るのが難しいのは理解出来ますが、
移設出来るセンサー式の車間測定装置を、ETCゲートに置いて測定し検挙するのは、それ程難しい事では無いでしょう。
まあ「手間が掛かるから、車間距離違反は今まで積極的に検挙していなかった」では、本当は困るんですが。
駐車監視員制度を廃止して下さい。アホらしくて納得いかない。アメリカでも欧州でも旅行へ行くとよく見かけますが、観光地売店などでの万引きをガードマンがすぐに逮捕しています。
私は小売業なんですが、窃盗に対する監視とそれを許さない社会の意識やコストのかけ方が半端ない。万引きはカメラで監視して大勢ですぐ逮捕しています。
日本ではお客様は神様って考え方強く、性善説が強く、豊かで窃盗の少なかった時代の意識のままのコスト計算がされています。
店員の態度やクレームばっかりに明け暮れて、お客様のお店に対する態度はやりたい放題で店員は萎縮させられてばっかりの世の中です。
25年やっていて、いい態度のお客様は減っていくばかりで悪い態度のお客様が増える一方です。万引き窃盗すら野放しに近い意識の日本で、江戸時代なら死刑に値する大罪が、たかが駐車違反などより軽視されている現状は異常です。
駐車違反なんかより窃盗を厳しく取締るような世の中、警察であって欲しいです。
変な取り締まりの背景には、歪んだ成果主義があるような気がします。
そもそも、取り締まりの成果とは何なのでしょうか?
普通の市民感覚からすれば、「取り締まりのための取り締まり」じゃなく、事故が起こらないように事前に指導とか検問やってほしいわけです。
ところが、こういう活動は労力の割には「成果」が少ない。だって、「手柄」がないんですから。
刑事みたいに、手柄イコール「検挙の件数」とすれば、今まで通りの「パトカーが隠れてて、カモが捕まる」というパターンが一番効率良いでしょう。
事故の現場検証だってヤル気はないわけです。だって、どうせ後は民事で解決するわけだから、警察としては、どう処理しようと処理件数は1件に変わりないんです。
本当はそうじゃなくて、地道な予防活動の積み重ねが大切なんだけど、変な成果主義が幅を効かせるとズレたことばかりやるようになる。
そもそも論になってしまいますが、警察活動には大きく
①行政警察活動(事件が起らないための予防活動)と、
②司法警察活動(事件が犯罪かどうかを判断して有罪となる証拠を集める活動)
という区分があります。
交通取締りなんてのは典型的な行政警察活動のはずなんですよ。ところが、どこでどう間違えたのか、司法警察活動の手法で取締りをやる。国民は犯罪者予備軍として扱われる。どんな手段使ってでも捕まえてやれとなる。
あと、聞いた話ですが、警察省長官の人事は、刑事警察畑と公安警察畑(要はスパイ対策)の持ち回りだそうです。
この辺にもかなり問題がありそうです。
今回の国家公安員会のトップの発言は国民の気持ちを代弁しているのではないでしょうか。
道路交通法という法律の原理原則を再確認する意味でも良い問題提起だと思います。
法律は詳しくないのですが、罪刑法定主義の原則上、つまり人間が道路上で事故や問題を起こした時に、裁判等を提起する時、罪に問う条文が不可欠であるという理由が原点で、その為の条文を取り締まりの道具に利用している現状は国民から見ると邪道だと思う。
さらに言えば、反則金等を予め予算化しているのは本末転倒。