円安は日本にとって強い強い追い風。風が止んだ時の対応を今からジックリ練っておきたい
我が国の”物価”はアメリカやEUなどG7レベルの国の半額程度をイメージしてもらえばいい。韓国や台湾などと同等レベルである。実際、アメリカに行くと「何を買っても高い!」だし、韓国なら「日本と同じですね」といったイメージ。ここにきてバーツ高のタイの場合、安さを重視するとレベルが著しく低くなってしまう。日本レベルを要求すると、もはや日本より高い。
丸亀製麺のかけうどん1032円
20年前、日本人が新興国に行くと「何でも安い!」と思ったけれど、基本的に「安かろう悪かろう」だった。食べ物は安いが、食べさせる場所はそれなり。移動コストも安価ながら安全や安心という点でリスク大。されど今の日本はG7レベルの国から来たって「クオリティ高いのに安い!」という夢のような状況になっている。日本のタクシーなんか世界一安心して使えます。
ホテルの清潔度だってレベル高い。ネットで予約出来る宿であれば「ハズレ」ほとんどない。「狭さ」も「安さ」を考えたら問題無し。新興国の物価の安さと、我が国の物価の安さは根本的に違うと考えていいだろう。よく物価を「ビックマック指数」で表現するけれど、それで半分。コンビニで売っているお弁当や、日本系のファストフード店のコスパで比べたら3分の1といってよろしい。
もう一つ。常識的に考えると物価が安い国は基本的に国際競争力を持っていない。なのに日本は落ちたとはいえ、依然として高い。いや、今の為替レートであれば世界最強といってよいレベル。本来なら輸入物価が高騰するハズながら、我が国の得意分野は製造業。原料や材料の価格って、工業製品であれば上を見て頒価の10%。頒価の1%というケースだって珍しくない。
自動車で言えば平均すると頒価の5%くらいだと予想する。組み立てロボットだって製品として輸入すれば為替で大きな影響を受けるものの、そういった機材すら日本で作ってますから。上がるのはエネルギーコストや、オイル、ゴムくらいのもの。輸入車に代表される海外生産品はガッツリ値上がりするけれど、お金持ちの嗜好品。それでも売れているからお金ある人も少なくない。
また、現時点で仕事が無いという状況でも無い。実際、大工仕事などをする人についちゃ減っており、人件費だって右肩上がり(事務系の仕事はAIの普及で急速に減っていく)。このあたりで国全体のバランスを考えなければならないんだと思う。今まで官僚の皆さんが国を引っ張ってきたけれど、これからは国民の代表である政治家に頑張って頂きたい。来る選挙には良い人を選んで欲しい。
ちなみに為替レートが1ドル=100円になっても、ま~だまだ日本の物価は安い。国際競争力をキープ出来る実力を持つ。円高になればなったで悲観的な&嬉しそうな報道が増えるだろうけれど(大手メディアの給料は関係ないですから)、能力ある経営者なら準備をしていることだろう。むしろ一番怖いのは南海トラフ大地震に代表される工場地域を含む広域の自然災害です。
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