再生可能エネルギーと組み合わせて使うのは重量発電がベスト。ただ日本は原発推進派に‥‥
ここにきて世界規模で「重量発電」が評価され始めている。システムは簡単。エレベーターをイメージすればOK。電力で重いモノを高い場所まで持ち上げ、発電するときはそれを下ろす時のエネルギーで発電機を稼働する。それを水でやっているのが揚水発電。ただ揚水発電、場所を選ぶしエネルギー効率も70%くらいになってしまう。重量発電なら90%近くの効率を確保出来るそうな。
写真/Energy Vault
上の写真と下の動画はアメリカで建設中の重量発電施設。太陽光や風力に代表される再生可能エネルギーは発電量にムラがあるため、必ず電池と組み合わせなけばならない。とはいえ大量の電池を作るには安価で大量に存在する材料が必要。寿命だって15~20年程度。電気を水素する方法もあるけれど、それだとエネルギー効率に問題を抱える。90%なんて全く無理だと思う。
重量発電なら寿命はモーター/発電機くらい。「重り」は何十年でも使えます。また、重りの素材は何でも良いので、リサイクルしにくい太陽光パネル(けっこう重い)やバッテリーなどをコンクリートに埋め込めばいい。作る場所だって自由。砂漠に作ってもよし、鉱山の縦坑を使ってもよし。穴を掘れば、都市部にだって作れる。再生可能エネルギーと合わせて使って20円/kWhくらい。
日本でも導入すればいいのだけれど、原発推進派からすれば延髄反射的に「マズイ!」と解るんだろう。日本の大手メディアは全く取り上げない。もちろん電気自動車大嫌い君達も完全無視で再生可能エネルギーじゃダメだと叩く。我が国も再生可能エネルギーと地熱で電気を作り、重量発電で貯めておけば安泰です。上の動画は英語ながら、見れば仕組みがよ~く解ると思う。
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すごい面白いですね。
電気エネルギー→位置エネルギー→電気エネルギーってことですね。エネルギー効率が90%というのもすごいと思いました。
一つの町に、その規模に合わせた太陽光パネルと重量施設を作っていくって夢のような話ですね。
これこそ、国土強靭化ですよね。
こういう施設の効率アップって、日本の中小企業って得意そうだし。技術力の日本!
40年前くらいに大型のフライホイールに電力を貯めるというアイディアが少年向け科学雑誌に載っていたのを思い出しました。
錘を持ち上げるというのも単純ですが面白い。
おもしろいと思ったのは
たとえば比重が10の重りを使えば揚水発電の10分の1の場所しか使わないわけだから
スペース効率がめちゃくちゃ良いですね。
『狭い日本』に適した技術だと思いました。
この話を読んで昔読んだマレイ・ラインスターのSF小説、メド・シップシリーズに出てきた惑星の電離層からエネルギーを引き出すランディング・グリッドという架空の装置を思い浮かべました。まだまだ絵空事の世界ですがいずれ未来になればこのような究極のエネルギー生成装置が出来るのかもしれませんね。
まあ現在では夢でしかなく現実的なエネルギーで賄ってゆくしかないんですが地熱発電とかマグネシウム発電とかはなぜ実用化されないんでしょうかね?
あと素人考えですが水力発電でダムを多段化するってのは無理なんでしょうか?水力発電で作ったエネルギーで水素生成して水素自動車に使うってのが一番現実的なやり方だと思います。
新規参入が難しく利権まみれになりやすい原発よりも、参入が容易で競争が進みやすい再生可能エネルギーの方がおもしろいですね。
ただ、日本ではいまだに忖度して原発を推進している状況なので、国際的な競争から乗り遅れるのが心配ですね。
簡単に計算してみました。
タワーパーキング位の大きさ想定で
ウェイト:10000kg(10t
高さ:50m
位置エネルギー:4903325J
wh換算:1362wh
間違いなどご指摘お願いします
ウェイトが少なすぎる見積もりではないでしょうか。
コンクリートの密度を2.5g/cm3として2500kg/m3だから10トンだと4立方メートル
タワーパーキングの面積がわからないけど、10m×10m×10mのウェイトだと貯められる
エネルギーはその250倍ですかね。