北京ショー始まる

石原都知事渾身の一撃は軽く受け流され(事実上、相手にされなかった)、北京ショーも平穏な状況のまま開催されることになった。それにしても中国の外交&政治力の巧さに舌を巻く。ツマランことで大げんかをふっかけてくる一方、今は騒ぎたくないと判断すればキッチリ抑え込んでくる。日本は稚拙です。

ということで本日から北京ショーである。毎度の如く中国のモーターショーは事前情報ほとんど出てこない。モーターショーの前にほぼ全ての出展車種や情報が出回る日本と全く違う。例えばトヨタも3つのコンセプトカーを出展すると言っているけれど、アンベールされる
まで全く解らないと言うから素晴らしい。

ということで北京ショーの出展内容は本日全てのメーカーがアンベールする夕方まで不明。ちなみに今回の北京ショーは規模や出展車数、ワールドプレミアを含め史上最大規模になると言われてます。もはや東京モーターショーなど規模からすれば中国第3のショーである広州さえ大きく下回る。地盤沈下だ。

今回の北京ショーの見所は、まず1)伸び悩んでいるトヨタとホンダがどんなアピールをし
てくるか、だ。少なくとも昨年の広州ショーでは大きな方針変換をしておらず。もう少し正確に書くと「打つ手が間に合わなかった」んだと思う。北京ショーで
新型車を出すなど「攻め」の姿勢に転じてくると予想。

2)日産の暴れ方がどの程度なのか、も気になる点。日産は中国を最重要拠点と位置づ
けており、おそらく北京ショーで直近2年くらいの中国市場の戦略を見せてくると考える。3)中国の民族系メーカーが多数の新型車を出すらしい。中には高い完成度を持つモデルもあるそうな。これが最も気になる点。

いずれにしろ今や中国の動向でクルマの流れは大きく変わってくる。日本で販売されるモデルにも関係してくること間違いなし。次期型フィットなどは中国に代表される新興国が最大のターゲットになっているほど。世界最大のモーターショーになった北京ショーをじっくり分析すべきだと思います。

・ECOカーアジアは「トヨタ、中国はハイブリッドで攻める?

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2 Responses to “北京ショー始まる”

  1. さね より:

    確かに中国とゆう大国は政治に日本より民族性なのか?わかりませんが凄い卑劣かつ賢く立ち回りますよね。日本が幼稚とゆうより、政治家不在、頭のきれる中国相手に立ち回れる外務省官僚もいないじゃないですか。 話はモーターショウですが、中国もデカいサイズの車が平気な国だし、興味あるのは日本メーカーは日本の特殊市場でサイズをどうするのかなぁ?作り分けるのは無駄だし、いっそ日本で売れないなら、日本のインフラを3ナンバーとゆわれるサイズに作り直してほしいけど、無理ですね。よーく考えたら右ハンドルてゆうのも変わってるなぁ。戦後アメリカが右側通行にしろとゆわれた時、しなかったとか。今となってはしょーがないですけどサイズどうすんだろ?

  2. サルト より:

    日本国内へもヒュンダイや中国メーカー製自動車を早急に入れるべきでしょう!!私も安くてスタイルがそこそこなら欲しいし。
    少しずつではありますが、中国メーカー製電化製品も浸透していますし、価格に見合っていればぜひとも欲しいと個人的には思います!!

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