国連演説のクレダさん、二酸化炭素出す飛行機を嫌いヨットで大西洋渡る。クルーは飛行機~
今回は事実のみ。国連で気候変動の演説を行った16歳のクレダさん、二酸化炭素を排出する飛行機でアメリカに行くのは嫌だと主張したそうな。筋が通ってます。されど大人達は「だったらヨットで行けば良い」とアドバイスしたという。かくしてモナコの王子が持ってる「チーム・マリツィア」(モナコヨットクラブ)のフネを使うことになった。写真無いため記事で。
見てビックリです! フルカーボンのレース艇だ! しかも60フィートと大きい。太古の人達が二酸化炭素を吸収して大きくなった木を使って作ったフネと違い、最先端の工業技術が無いと作れないのだった。加えて行きのプリマス(英)からニューヨークまで船長として乗り込んだモナコの王子は飛行機で帰るとのこと。他の記事によれば、帰りのクルーは飛行機で来るという。
飛行機で行ったり来たりする人数は公表されてないものの普通なら10人くらい乗る。複数であること間違いなし(チーム・マリツィアの関係者は数人と言ってます)。しかもココまでの話は行きだけ。おそらく帰りも同じようなことをしなければならないんだと思う。だったらクレダさん1人で、燃費良い機体を使い、乗客を数多く詰め込むLCCで移動した方が環境にやさしい。
5000kmの大西洋を渡るのにB777だと灯油(ケロシン)を6万リッター使う。何と83m/Lですね! けれど400人乗っていたら1人当たりの燃費は33km/Lで、プリウスより良い。この燃費、2世代までの航空機と比べたら50%以上燃費良くなってます。現実社会は利便性を損なわず、着実に環境負荷を下げようと頑張っているのだった。ということは高校生じゃ解らなくて当たり前。
クレダさんを利用している大人達に腹が立つ。
ちなみに私は「安定化」のためにも化石燃料から自然エネルギーに軸足を移すべきだと思っている。特に電気はどんな自然エネルギーからも得られます。日本の場合、原発政策のため利用が大きく制限されている地熱が安価。太陽光と風力を組み合わせればよい。小泉さんが良いブレーンを得て、日本の将来のための環境政策を打ち出して欲しいと強く強く思う。
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