太陽光発電比率、日中は需要の50%超えも普通に!

電気自動車増えると原子力発電の肯定に繋がる、と考えている人も多い。そんなことありません。皆さん意外かもしれないけれど、今や太陽光発電の比率は考えている以上に高いです。昨年4月のデータしか探せなかったものの(毎年増えている)、最大で3500万kWもの発電能力を持つに至った。太陽光発電の場合、最大効率を出すのは天気良い昼間のピーク需要期である。

3500万kWと言えば原発35基分に相当する。太陽光発電比率大きく(70%以上を占める日も珍しくない)、出力の増減が出来ない原子力発電所も稼働しているため、九州電力はすでに使い切れないほどの発電能力になってしまってる。本来なら夜間の余剰電力を使う水力発電の揚水ポンプを昼間に稼働させているほど。揚水ポンプだって限りあるため、来年以降、余剰電力で困る?

だったら中国電力に融通し、さらに余裕あれば、関西電力へ融通すればよい。大井川以西なら全てネットワーク組めます。興味深いことに今後は夜間に火力発電所を稼働させたり、水力発電も夜間需要に応えるような運用が可能。特に水力発電は出力の増減を簡単にできるというメリット持つ。風力や地熱といったクリーンエネルギーを組み合わせ導入していくと、面白い。

電気自動車の充電も、朝晩の通勤で使うようなクルマなら、昼間に充電すればOK。例えば駐車スペースの上に太陽光発電パネルを張り充電すれやれば、晴天だと往復分の電力くらい供給出来る。搭載する電池量が増えたら、最も電力余っている時間帯に充電すれば良いです。ネットワーク使いコントロール可能で、余っている時間帯の電力を安くすることだって簡単だ。

すでに日本でも太陽光発電は大きなウエイトを占めるようになってきた。日本より早い速度で普及を進めている中国など(太陽光発電能力は世界一)、今後数年でガラリと状況変わると考えていいだろう。もちろん中国でも太陽光発電の余剰電力が問題になっており補助金カットなどの事態になっているとはいえ、それでも毎年原発30基分新規稼働させてます。

といった状況の中、トランプ大統領が日本に火力発電用の天然ガスの購入を要求したり、アメリカZEVの緩和もあったり欧州でディーゼルバッシングあったりで、自動車用パワーユニットの将来をヒジョウに読みにくくなっている。パワーユニット戦略を見直すメーカーも出てくることだろう。果たしてどうなるか? こらもうユーザー目線に立ち、全体を見たらよいと思う。

つまりエネルギーの費用対効果ですね。近未来のエネルギーコストと燃費を計算し、最も安く付くのが基本となる答えなのだけれど、年間走行距離や住む地域によっても状況異なる。軽自動車は通常エンジン。軽トラックなどEVもよし。小型乗用車についちゃハイブリッド。中型乗用車からハイブリッドかPHVかディーゼルといった具合。ピュアEVはアメリカと中国次第です。

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