年寄りはクルマに乗るな? 事故起きたらEDRの確認を!
政府の交通安全白書によれば75歳以上の死亡事故418件のウチ、3分の1が運転ミスによるもので、75歳以下の2倍に達するという。多くのメディアは高齢者の運転に問題あると報じている。確かにデータの通りだと思う。けれどもう少し事故状況を詳細にチェックし、EDRなどのデータと合わせて検証することにより、飛び出し防止装置の有効度合いが解るハズ。
今や飛び出し防止装置など安い。自動ブレーキとセットで5万円もあれば付けられてしまう。だったら75歳以上のドライバーは安全装備を運転の条件に入れればよかろう。メガネなどと全く同じで、人間の弱点をカバーする文明の利器である。これはもう仕方ないこと。しかも飛び出し事故や、運転ミスなどを防ぐことが出来たなら、案外事故率低いかも。
75歳以上になれば飛ばさないし、夜間の運転をあまりしないなど行動範囲が狭くなるためだ。いずれにいしろ全ての原因は、警察が事故の分析をしっかり行わず「スピードの出し過ぎでハンドルを切り損ねた」に代表される、犯人を特定するためだけの捜査しかしていないことだと思う。エアバッグが開いた事故は、全て重大事件と考え、EDRを分析すれよろしい。
ちなみにEDRの情報は自動車メーカーに聞くと「ユーザーのものです」。ユーザーがディーラーに依頼すれば読み出してくれ、教えてもらえるという。もし納得出来ない事故などあれば、EDRの分析をお願いしてみるのもいいんじゃなかろうか。また、エアバッグ開いた事故の大半を分析し、メーカーに提供すれば事故を防ぐための素晴らしい情報になると思う。
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