我が国の原油備蓄量はどうなった?
「喉元過ぎれば熱さを忘れる」じゃないけれど、ここにきて原油備蓄量に触れる報道が全く無くなった。大手メディアは数字を取りたい。逆に言えば国民が感心持つこと以外の情報を提供したって意味なしということです。ということでデータをチェックしてみた。今年1月の原油備蓄量は、IEA基準だと「国家」と「民間」合わせて214日分だった。ホルムズ海峡閉鎖後の3月も210日分。
私の記事を見ると3月一杯は閉鎖前に通過したタンカーが原油を運んできてるため、備蓄分に手を付けていない。5月になると備蓄を切り崩し始めており、197日分へ減少。7月はさらに減って176日分となる。1月から18%減っている。ただ世界中から原油を調達した結果が出ており、9月は7月と同じ176日分をキープしている。備蓄量の挽回こそ出来てないが、使う分だけ入ってきてます。
加えてシンナーに代表されるナフサ不足や、エンジンオイル不足も今までより値上がりしているが、何とかなっている。関係者の努力によるものだと考えます。今後どうか? 直近でサウジアラビアからの原油調達が厳しくなった。ヤンブー(紅海)までのパイプラインを攻撃されてしまい、1ヶ月程度使えないようだ。サウジアラビア分を他の国から調達することは難しいらしい。
とはいえサウジアラビアの依存度は低下している。1ヶ月程度で復活すれば、調達コストこそ高騰しているだろうけれど備蓄が10日分くらい減るだけで済むかもしれない。トランプが中間選挙で劣勢になり完全休戦すれば何とか凌げると思われる。ちなみにWRC最終戦のサウジアラビアは中止。このままだとヤンブースタートになる次回のダカールラリーも中止になりそうだ。
火力発電用のLNGは問題なし。
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皆が関心を持つ物事を伝えがちなだけでなく、関心を持って欲しくない物事は伝えないという面も大きいのでは。
善良な市民は石油利権や将来の負担など知らないままで幸せに過ごしてという善意でしょう。茹でがえるとも言えますがね。
政策金利の報道の陰に隠れて、ガソリン補助のリフレ政策は継続させるという
アクセルとブレーキを同時に踏むというやつですね。ラリーでは常套手段だと
思いますが、それはまさに極限状態で、一歩間違えたら即スピンですからね。
毎回(マスコミ以外では)言われますが
こういう補助金の財源は問われないのに
食料品消費税減税は財源の有無を厳しく問われる・報道されるのは(もちろん規模が大きいのが理由だとは感じますけれど)不公平だよな… と感じてしまいます
とりあえず量は確保できるとして、ホルムズ、紅海ルートが使えない状態での運搬コストを含めた価格が気になりますね。