損保会社の協会、警察の捜査に見切りを付け盗難車の情報提供者に10万円の報奨金!
自動車窃盗団にとって日本は泥棒天国だという。なぜか? 警察がほとんど動かないため、よっぽど運が悪くない限り捕まることは無いらしい。そりゃそうだ。自動車やバイク、パーツなど盗まれた人なら御存知の通り、警察に届けだしたって全くヤル気無し! 盗難届出しておしまいだ。実際、警察が盗難車を発見したというケース、ほとんど聞きません。
強いて言えば、乗り捨てられているクルマを迷惑駐車の通報で見に行き、調べたら盗難車だったというケースです。私も以前バイク(CBX1000)を盗まれたけれど、連絡あったのは「ジャマだという通報を受けた。調べたら盗難届が出ていた」。どうやら1ヶ月くらい道ばたに放置されていたらしい。サイドカバーとか盗まれており、コンディション最悪の状態。
どうして盗難車の捜査をしないのか聞いてみたら、基本的には忙しいかららしい。世の中、もっと悪いことが起きる。強盗や窃盗と違いクルマが盗まれる時の危険性ないし、高額車は盗まれても保険使えたりするため被害小さい。そもそも「クルマ乗ってくるくらいお金持ちなんだからいいか」という本質のようだ。「おまわりさんは忙しいんですよ」であります。
そんな警察を見て「期待できね!」と「愛知県自動車盗難等防止協議会」は考えたのだろう。今まで盗難車探しの報奨金を1万円出していないのだけれど、10万円に増額するという。このニュース見て「日本も西部開拓時代の如く自分で自分を守らなければならない時代になりましたね」と思う。協議会、保険会社などが会員。盗難事案あったらお金出て行く。
考えて欲しい。レクサスLXとか盗まれたら被害額1000万円超。これだけの金額、窃盗なら大きなニュースになるため警察はまぁまぁ動く。されどクルマだと「じゃ盗難届を出してください」。どこかおかしいと思わないだろうか? 古いクルマやバイク、部品くらいになってくると、さらにやる気無し。ディーラーすら自営手段を執っているほど。泥棒天国でしょ?
10万円の報奨金は有効か? もう少し予算を確保できたら、民間の窃盗グループ捜査チームを立ち上げられると思う。その場合、警察は盗難車のみNシステムの情報を提供して欲しい。さらにナンバープレート泥棒や、窃盗されたクルマの場所や時間などの情報も必要。警察は全て持っているけれど、やる気無いため猫に小判です。さらに窃盗グループ捕まえたら有り金出させる。
幸い我が国に於ける窃盗グループはそれほど多くない。愛知県の窃盗グループということなら、突き止められると思う。人気のレクサスLXに特殊な発信器を付け、おとりで盗ませ追いかけるという手法だって使える。窃盗グループのアジトを見つけたらジャベリン撃ち込むくらいの権限を与えたらさらにカチコミ易く、再発防止効果だってあるだろう。
<おすすめ記事>