久しぶりのヨーロッパ、見かける新しい日本車はトヨタばかり!

欧州の販売統計を見れば簡単に予想できるのだけれど、久しぶりのミラノ市内(欧州は3年ぶりくらいかと)でクルマを見たら、日本車=トヨタでした~。一番多く見かけるのがRAV4。続いて30/40のプリウス。RAV4もプリウスもタクシー用として抜群の人気のようだ。プラべートカーだとC-HRやヤリスといった具合。新しい世代の日産やマツダ、ホンダ車は見当たらず。

まぁ欧州に於けるホンダは撤退一歩手前の壊滅状態だからして容易にイメージできた。トヨタ人気、ハイブリッド車によるものだと言われているが、ホンダもハイブリッドあるのに。日産とマツダの少なさが意外でした。やはり欧州でクルマを売ろうとしたら、かつての日本の自動車メーカーと同じくWRCに出なくちゃダメです。1980年代の経営者、欧州市場をよく勉強していた。

今の日本の自動車メーカーの経営陣で欧州市場を勉強しているのは豊田章男さんだけだと思う。ちなみにヒョンデはトヨタのような燃費良いハイブリッド車は持っていないけれど、KIAと合わせたらトヨタより売れている。トヨタ、WRCでブランドイメージをしっかり作り、ディーゼルの代替としてハイブリッドで実需を支えている。今後ハイブリッドはさらに売れるだろう。

ロシアのウクライナ侵攻で電気自動車の普及にブレーキが掛かることだろう。なのにルノーを除く欧州勢はどこもハイブリッドの開発を止めてしまった。電気自動車の普及遅れとディーゼル忌避の流れ、燃料高騰を全てカバーする最適解がハイブリッドだと思う。アルカナに採用されているルノーのハイブリッドとトヨタ車のハイビリッド、しばらく実需で作りきれないほど売れそう。

そういえば経由地のドーハ空港もトヨタ車(カローラとハイラックス、300系ハイエース)ばっかり。たま~に三菱自動車を見かける程度。日本じゃあまり報道されないけれど、中東もWRCとサウジアラビアで開催されるダカールラリーでブランドが作られる。今年もハイラックスT1が総合優勝した。最近市販車の近いクルマでダカールラリーを走っているのはトヨタだけです。

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