新世代ロータリーエンジン実用化! マツダもこのタイプだったらスゴイです!
ロータリーエンジンといえば3角オニギリ形状のローターが繭型のハウジングの中で回ると思っていた。下の写真の左側ですね。赤い色の場所は着火して燃焼するブブンを示しているのだけれど、決定的に燃焼室形状悪い。3次元で考えると薄い弁当箱だ。プラグを2箇所に設置するなどしても、良い燃焼室にほど遠い。だからこそ熱効率を追求出来ないのだった。
右は『リキッドピストン』という企業が開発したロータリーエンジン。3角オニギリのハウジングの中に繭型のローターが入ってる。下に動画をリンクしておくので、どうやって回るのか確認して頂きたい。このロータリーエンジンの凄いトコロは燃焼室形状です。赤いブブンの燃焼室形状、なかなか良い。良い設計のピストンエンジンに負けてないですね~。
2016年に試作エンジンを感性済み。マツダに提案したか?
優れたコンセプトのパワーユニットをミリタリーは見逃さない。早速発電機として試験採用されたという。リキッドピストン社のWebを見ると試作の70ccをカートに搭載した動画を載せており、200cc級の汎用エンジンと同等のパワーを3分の1程度のサイズ&重量で実現しているという。燃費と排気ガスのクリーン度についちゃ言及されていないけれど、理論上悪くないと考える。
2,5kW発電機で18,6kg。ホンダなら30kg以上
翻ってマツダである。私はMX-30にシングルローターの発電機を搭載してPHVにするという件を「そんな熱効率悪い発電機使ってどうする?」と批判してきた。もしマツダもこのタイプのロータリーエンジンを使っていたなら全面的に訂正します。逆転の発想で作られた新世代ロータリー、十分な熱効率を実現出来ると思う。三角ローターであれば「てんでダメ」ですが。
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