新型コロナ問題に合わせ中国で遠隔運転の実証試験が始まったようだ

中国で自動運転じゃなく遠隔運転する車両が実証試験を始めたという。予定されていたプログラムだったようだけれど、新型コロナ問題で使ってみているようだ。システムは偵察などで使われる無人偵察機プローブと同じ。画面を見ながらラジコンのように操作するというもの。プローブの場合、姿勢制御や高度維持、速度維持など基本的な飛行は自動になっており、コースや指示だけ出す。

中国で始めた遠隔操作の詳細なシステムは不明ながら、自動運転が可能なシステムに加え遠隔操作すると、相当確実な走行&役割を果たせるかもしれない。中国では5Gが先行している。車両に搭載されている周囲360度カメラの画像を5G通信使って3Dゴーグルで見たら、ほとんど乗っているのと同じような情報が得られることだろう。今やドライブシミュレーションの精度は凄い!

驚くことにサーキット走行をシミュレーションでマスターすると、ほとんど同じタイムで走れる。F1ですらシミュレーション使って開発&慣熟運転をするほど。遠からず教習所もシミュレーターだけで上達しちゃうかもしれません。といった世の中の流れを見ていると、自動運転は遠隔操作を組み合わせることにより開発が進んでいくかもしれません。危険あったら自動停止させればよい。

遠隔操作による運転が出来たなら、新しい世の中になります。ロングドライブの時など疲れたら自宅に連絡し家人に運転をしてもらうなんて出来る。タクシーだったら車両を病院やショッピングモールに何台か配置しておき、お客さん居たら本部で遠隔運転する。待ち時間あってもドライバーを遊ばせなくて済む。自動運転の一歩手前の利便性を得られることだろう。

我が国でも夜間の荷物運送に自動運転+遠隔操作を取り入れてもいいかもしれない。道路が空いている夜間なら、上限速度を40km/hくらいに制限することで安全は担保出来ることだろう。40km/h出せるなら、1時~4時まで稼働させるだけで60kmくらいの移動が可能。東京や大阪に代表される大きな都市圏だって十分実用になると思う。日本は無策なので無理かもしれませんね。

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