新型ゴルフの価格、312万5千円スタート。DSGの保証がアメリカと同じにならない限り推奨せず
新型ゴルフの受注が始まっている。品質落ちたと言われているゴルフ8ながら、価格もそれなりですね。312万5千円は、ゴルフ7の1200ccの後継という位置づけの48Vマイルドハイブリッド3気筒1000ccターボのフル装備モデル。オプションだと20万円のナビが付いていないものの、自動ブレーキ関係やETC2.0まで標準で付く。ナビ、社外品の方が高性能か?
150馬力/250Nmとなる4気筒1500ccターボエンジン搭載車は370万5千円となる。メルセデスのA180スタイルが405万円。値引きあるため総支払金額は同等くらいだと思う。BMW2シリーズのグランクーペだって同じくらいの予算。はたまたリセールバリューを考えたらボルボXC40の方がゴルフを買うよりずっと有利。ゴルフも高くなったモンだとシミジミ思う。
個人的に気になっていたのがVWのアキレス腱になってる7速乾式DSGの保証期間。アメリカや中国だと10年/16万kmという長い無償保証期間を付けているのに、日本だけ3年。やがてアメリカ並にしてくるだろうと思っていたものの、今だそのまんま。延長保証を買うと5年になるけれど、それだってアメリカに届かない。VWジャパンに壊れるという不安があるんだと思う。
もちろん壊れないDSGだってある。ただ”壊れるDSG”という地雷を踏んじゃったらいかんともしがたいです。私は保証をアメリカと同じにしない限りVWは推奨しない。だって日本のユーザーをナメてると思いませんか? 「壊れてもよければ買ってね」ですから。中古車業者は依然としてDSGを地雷だと思っているため、リセールバリューだってガタガタだ。
ディーゼルゲート以後、VWは日本の顧客から信頼されなくなった。2020年に於ける輸入車の販売台数は新型コロナの影響で2019年の91,3%という数字。しかしVWは前年の4万6794台から激減して3万6576台になり、前年比78.2%と低迷が止まらない。繰り返すけれど私はDSGの保証を伸ばさない限り「日本の交通事情だと壊れる」という疑念を払拭出来ません。
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