新型シエンタ、ブレーキbyワイヤが新世代になった。知ってても意味無いですけど(笑)

新型シエンタに試乗会に行ってみた。カッコいいの乗ってみたくなりました。永田はユーチューバーのウナ丼さんの読者らしく「グミのようなお餅のような乗り心地らしいです」という。大いに楽しみにして試乗したら、まぁ普通に良く出来た仕上がり&乗り心地でした。というか動画を見させるようなタイトルの付け方がウマい! さすが売れっ子だと感心しきり。

デザインはカングー+パンダのイイとこ取りですね

ジジイはツマらないことに「面白いね!」と思った。どこのメディアにも書いていないことなのだけれど(開発チームに聞いたらプレスリリースにも書いてないし誰にも言ってないそうな。なんだそれ(笑)、ハイブリッドのブレーキが若干進化したという。ここからは本当にマニアックな話です。トヨタのハイブリッドのブレーキは、フル協調回生システムのブレーキbyワイヤだ。

リアはファンカーゴ

ペダルはスイッチであり、ブレーキ系統に繋がっていない。ブレーキペダルの反力もバネで出している。ブレーキ踏むと、回生可能な量は100%バッテリーに貯めます。貯められない分(走行用ブレーキの受け入れ容量を超えた分)は通常の油圧系を使う。その際、今までアキュームレーター(油圧ポンプで蓄圧)に貯めて置いた油圧を使っていた。ソレノイドで油圧を送り出す。

3列目シート183cmが何とか座れます

新しい世代のブレーキbyワイヤはアキュームレーターを無くし、直接電動ポンプで油圧を作り出すそうな。その方がブレーキのかけ始めの制御が滑らかになるという。加えて全体的に見るとコストダウンしながら軽くなる。ただ何らかのトラブルで電気が来なくなるとブレーキ掛からなくなってしまう。どうするのか、と聞いたら、キャパシタの電力で3回まで油圧を掛けるそうな。

走行用バッテリーはオーソドックスなニッケル水素

素晴らしい! それでも失陥したら、今度はストローク長くなるけれどペダルで直接油圧系を稼働させる。2段階の冗長性を持たせているワケ。知ってても何の意味も無い情報ながら、スレたクルマ好きになるとそんなことが面白くなってきます。シエンタそのものは本当に良く出来たクルマで、こらもうADASでフリード厳しい(今までシエンタが大きく負けてました)。

子供3人の家族でも余裕

キャビンスペース広いしラゲッジスペースも大きい。今やLPガスの充填所は全国に減少傾向。JPNタクシーじゃなくガソリンでOKなシエンタをタクシーに使うケースが増えそうだ。これといったモンクや注文も無いので開発チームは「ネコが好きな人も多いので、ネコからシエンタになるCMもぜひ!」と言ってきた。個人的にはイヌよりネコっぽいと思います。

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4 Responses to “新型シエンタ、ブレーキbyワイヤが新世代になった。知ってても意味無いですけど(笑)”

  1. アミーゴ5号 より:

    うっかり、ウナ丼さんに反応しました。

    たまたま先日、初めてウナ丼さんのユーチューブ動画を見たのですが、軽快・シンプル・わかりやすいの三拍子揃っていてビックリ!

    テキストのカタログやメーカー資料、また伝えにくいインプレが、ウナ丼さんにかかると、こんなにも噛み砕かれた動画になるものかと心底感嘆しました。
    (もっともアラカンの身には、週一の視聴ペースがいい感じです。)

    知識と考察を持ち味とする永田さんが、対局の特徴を持つウナ丼さんの動画をよく見ていると聞くと、何やら不思議な気がします。

    ちなみに個人的には、スレてカルトな評論の方が興味深いし、開発の狙いや苦労・工夫等が勉強になるので、性に合ってると感じております。
    m(_ _)m

  2. NRT より:

    この車種に限らずですが、試乗動画を出していただけるとうれしいです。音楽やネタや派手な演出などの釣り要素無し、忖度無しの玄人評価が聞きたいです。

  3. z151 サンバー愛好者 より:

    お餅のようなグミのような…は言い得て妙かも。
    ヤリスは2人乗りメインで荷物も少ない使い方ならいいけれど、4(5)人乗って荷物も…となるとちょっと。
    アクアが少しヤリスより広くなるかなと思ったけれど、あんまり。
    ちょっとプレミアムなところ狙ったのかもだけど、一般人な私には1cmと1.1cmどう違うといわれてもまあ判らない。
    高級志向はそうでもないけれど、そこそこ広い車内と基本性能が欲しいと思ったら、今度のシエンタはお薦めし易いです。
    旧型はデザインがモードカジュアルというか若干クセがあったけど、今回は「シカクマル」のハコフグ。
    性格が大人しくても秋田犬くらいだと近づいてナデナデするのに勇気が要りますが、スコティッシュフォールドだと思わずモフモフしたくなる感じ?
    親しみというか親近感もあります。
    一般的な「フツウのクルマ」がコレかも。
    若者(精神性も含めて)だったらヤリスクロス?

    フツウだからって内容まで普通なのかというとブレーキやシャシーの改良等結構色々やってる。
    まあそうでしょうね。カップヌードルとかバーモントカレーみたいな「ド定番」商品って、陰で商品改良を地味に繰り返しているらしいですから。

    ある意味初代ステップワゴンとかそういう普遍性を本家より感じます。

  4. シエンタ開発担当者 より:

    ご試乗ありがとうございました。
    ブレーキの記事を掲載して頂きましてありがとうございます。ブレーキ開発担当者は喜んでいると思います。
    今後とも宜しくお願い致します。

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