新型レヴォーグ、一般道で試乗したらウなるほど良いクルマでした!

新型レヴォーグにジックリ乗る機会があった。結論から書くと動き始めて30mでウなりましたね! 良いクルマは30m走れば解るとムカシから言われているけれど、そいつを持ってる。スバルに藤貫さんという実験畑のエンジニアがおり、私は10年くらい前からずっと話を聞くのを楽しみしていたのだった。クルマにタイする考え方、他の人たちと全然違うのでございます。

最後に会ったのは3年前で、記事を探したらその時も「藤貫さんが味付けしたクルマは素晴らしい!」と書いていた。昨日久しぶりに藤貫さんと会ったら、なんと技術研究所長になってましたね! 以前は「私は本流じゃないんです」と言ってたし、今回話を聞いたら「なんで研究所長になったのか解らないんです」。自動車メーカー、個々の能力はどこも同じくらい高い。

したがって優れた人が的確な部署に居れば良くなる。マツダやホンダを見てると「アカンですね!」。だからトンチンカンなクルマばっかり出てくる。トヨタは上手。スバルも藤貫さんが研究所長でいる限り期待して良い--と思いながら「パワーユニットはどうなりますか?」と聞いたら「もう少しお待ちください」。スバル、ダメな人が長らく藤貫さんの仕事をしていたため出遅れた。

藤貫さんの話は相変わらず驚異深いのだけれど「良いクルマの資質」が解ったという。新型レヴォーグから投入しているそうな。書きたいことは山ほどある。ザックスのダンパーなどは直アポ取ってドイツまで行ったというから気合い入ってます。凝ったステアリング系や電気アシストのブレーキなど今回ホメてきたシステムも藤貫さんでした。ザックス、素晴らしい!

おすすめは「コンフォート」。速度域やコーナリング速度により最適な減衰力をセレクトしていく。コンフォートのまま高い旋回力を与えても、ロール感無いままグイグイ曲がっていく。スタビリティ抜群だ。ネオチューンにそっくりだと思う。喜多見さんに乗ってもらって印象を聞きたい。標準のKYB買ったらディーラからの帰り道にでもネオチューンすることをすすめておく。

新世代アイサイトもよくできてます。一般道で使うと便利だし安心感高い。動画でも触れている通り、東京都内で試乗スタートして50mくらいで路地から自殺志願者のような自転車に飛び出されたのだけれど、見事ブレーキ制御入りましたね(その前に私はブレーキ踏んでましたが)。新型レヴォーグ、燃費を除けば今年出たクルマの中で最も高い完成度を持っていると思う。

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