日本と中国関係が悪化する兆しが見えてきました。BYD、輸入制限の可能性も

驚いたことに間もなく発売する予定だったBYDの小型電気バスが急遽キャンセルになった。「発売を凍結」ということなので延期かとも思ったけれど、顧客との購入契約も取りやめになるということなので、短いスパンでの再開は無さそう。なぜか? どうやら使われている部品の中に日本で使用禁止になっている物質が含まれているということらしい。詳細は未公表。

これ、様々な問題を引き起こすキッカケになるかもしれません。今まで微量の使用禁止物質が使われていても、何の問題&実害なければ見逃されていたと思う。クルマの場合、たくさんの部品が使われている。全てクリアにしろとなれば、中国生産車の場合、難しいかもしれません。それを「今後はキッチリやります」と宣言した。事実上の輸入制限を掛けるということ。

BYDの小型電気バスに使われていることであれば、BYDの電気自動車にも使われている可能性ある。バスで輸入禁止とし、乗用車はOKということにならないだろう。今後どうなるか全くヨソウできないけれど、拡大していくと日本で販売している上海工場製のテスラだってどうなるか解らない。もちろん中国政府からすれば、超を10コ付けたくなるほど不快な事案です。

考えてみたら中国は日本に対して同じことをしている。日本製のクルマに対する制限をたくさん掛けてますから。だから日本の自動車メーカーは中国で販売するクルマを中国で作っている。日本は輸入し放題。これを「不公平」とすれば、様々な「インネン」を付けて制限すればいい。アメリカも中国に対し制限を掛けていこうとしている。日本も同調するということなんだと思う。

当然ながら中国との関係は悪化するでしょうね。

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5 Responses to “日本と中国関係が悪化する兆しが見えてきました。BYD、輸入制限の可能性も”

  1. アミーゴ5号 より:

    個人的にBYDのEVモニターにエントリーしているけど、当たる当たらない以前に、エライことになってきました。

    日本も、締め出すなら締め出すで理由を公開しなきゃあきまへん。

    理由は言えないけどダメ、じゃあ、中国と変わらんやん。

  2. にんにん より:

    最近の国沢さんの自動車界に対する警告の説得力は強烈!。同意します。

    でも、何か滅入ってきます。

    もう、自動車界には夢も希望も無いのですか!。

  3. CX-60 より:

    中国のようなアンフェアな国と距離を置きたいと考えているので、調度よいかな。
    ただ、自信でマーケティングしているBYdが日野を間に挟んでいいことあるんかなあとも、思いました。例の排ガス偽装があったし…

  4. いけだ より:

    欧米と中国の関係がどうなるかについて私には分かりませんが、
    今のところこの一連のツイートが私には一番しっくりと感じます。

    ツイートの内容を一言でまとめると
    欧米は「中国が民主化するだろう」という期待があったからお付き合いしてきたけど
    「中国は変われませんね」と見限ったので中国離れが起きている、
    という内容です。

    https://twitter.com/yurumazu/status/1627937138062020611

    日本が欧米につくのか、日本が中国につくのか分かりませんし、
    その結果、後の世の日本が良くなっているのか悪くなっているのかも分かりません。
    変化は非常にゆっくりとしているので
    結果が誰の目にもはっきりと分かるようになる頃には私は墓は入っているだろうなと思います。

  5. アミーゴ5号 より:

    BYDのサイトに出ていました。一旦、BYDが自主的に身を引いた格好のようです。

    理由は、六価クロムを含んだ防錆剤を、EVバスのボルト等に使っているとのこと。

    六価クロムは、自工会が環境保護の観点から自主規制しているのですね。

    なるほど政府も自工会も、言うに言えずに悩ましいところかも。

    もっともこれが表に出れば、日本の自治体等が買うわけがありませんから、売り手としては当然の判断なのだと思います。

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