日産、誤解を招いてきたeパワーの概念図を改正。インチキを止めないスズキと違いますね!

日産さすがですね、と思った。内田体制の頃、eパワーに傾注していた星野朝子ブランドチャンピオンは「eパワーは電気自動車なのよ!」という考え方を絶対変えなかったと聞いた。そんなことから日産公式サイトやカタログに掲載するeパワーの概念図に下のようなイラストを使っている。バッテリーまで電気自動車同じ。バッテリーにエンジン駆動発電機の電力を入れてます。

聞けば技術者の意地で黄色いバッテリーを小さく表示するのが精一杯だったそうな。日産のミスリードのため、モーター出力の全てを電池だけでカバー出来ると考えた人が少なからず出た。電気に対する知識さえあれば、たかだか1.4kWhの電池で136馬力を発生することなんか出来ないことは解るのだけれど、こういった記事を書くと「国沢はeパワーを理解してない」という輩が湧く。

先日、第3世代eパワーのプロトタイプ試乗会の際、上の概念図は間違っているのでは、とパワーユニットの責任者に聞いてみた。するとどうよ! もはやワケわからんブランドチャンピオン(笑)いない。驚いたことに「早速訂正します」。で、現在は下のような概念図を使っている。エンジン発電機で作った電力は、インバーターに入る。バッテリーはあくまでアシストという位置づけ。

その通りです。文頭に書いた「さすがですね」はスズキのようなメーカーって明らかな間違いを押し通そうとする。インチキハイブリッドもハイブリッドと宣伝するし、レーダー使ってないのにレーダーブレーキサポートと表示していた。何度も指摘したって蛙の面に小便てなモン。日産も星野ブランドチャンピオンの時代はカエルだったけれど、やっと本来の日産が戻ってきた感じ。嬉しい。

日本人が主役になってきた技術系はかつての日産に戻りつつあるかもしれない。上海ショーの時に話をした技術系の日産幹部も、良い意味でずいぶん日産になりましたね、と思った。優れた技術者が外圧に負けずクルマ作りをすれば魅力的になる。中国で発表したN7の受注状況、なかなか手応えあると聞いた。となればデザインでしょう! 新型マイクラ、目がジャバザハットだ!

オリジナルのルノー5も、ヘッドライトの下側の飛び出しが意味不明ながら、まぁ納得出来る。日産はアルフォンソさんの下、日産の乗用車。SUV。インフィニティにそれぞれチーフがいる。乗用車とインフィニティ、ダメだというもっぱらのウワサ。だからNISMOはノートもフェアレディも日産顔じゃない。日産担当のデザイナー、センス良い人になったら3年後から期待出来る。

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4 Responses to “日産、誤解を招いてきたeパワーの概念図を改正。インチキを止めないスズキと違いますね!”

  1. やまうら より:

    私は日産自動車は大好き。技術はある。それも優秀です。時代の流れを考えどれに力を注ぐか。これがマネージメントでしょう、高給取りの役員さん。儲けの前に夢を。リーフなんか最先端を行っていたのにね。デザインに夢が徹底的に、死ぬほど無かったですね。今の屋台骨のノートのフロントの改悪デザインて何?? EVの充電用のコードなんかタダでくれてやれよ、星野。ダンナは優秀かもしれんが貴方はダメダメ。だから女は厳しいと思われるのよ。貴方みたいのがいるからさ。

  2. アミーゴ5号リリボーン より:

    こういう内輪の話は、こちらのサイトでしか得ることができません。日産ほどの大企業で、外様役員の暴走を止められないとは、ホントに信じがたいコトです。

    でもですよ、
    考えてみればロシアやアメリカの大統領も、信じがたいコトをシャアシャアとやってのけている訳ですら、コレはいよいよ人類滅亡も近いと本気で考えてしまいます。

  3. アミーゴ5号リリボーン より:

    修正です。

    日産の外様役員は、暴走するか、無責任かの2択でしたね。

    それにつけてもこんな輩に、日本の大会社がズタボロにされたと思うと本当に腹が立つし、特に神奈川県の経済と雇用へのダメージは、もはや想像すらできません。

    神奈川県民は、なんとかリゾートを使わないようにしよう! と不買運動を勝手に妄想しております。

  4. ナンケイ より:

    Before Afterを改めてみて、なんでそこまでBeforeはそこにウソついてまで固執しなくちゃいけなかったのか?がよくわかんないですね。

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