日産リーフのヒビ割れタイヤの件、解決しました

リーフ中古車のタイヤトラブルの件、解決したようです。ディーラー側(日産プリンス茨城お客様相談担当)からの主張を以下並べると1)購入時に蓄電池として使うということだった。2)タイヤに問題があるということは伝えた。3)事故車だということは伝えた。事故車は日産の認定中古車として販売しない。4)したがって当社側に落ち度はない。5)国沢氏の記事は削除して頂きたい。

サポーター側の主張は1)子供の送迎用にも使うと言った。2)クルマは日産の認定中古車のWebサイトで見つけたので認定中古車ではないと知らなかった。3)クルマのチェックシートの点検項目のタイヤ項に「良好」というチェックが入っていた。4)車検には合格すると言われた。いずれにしろ日産ディーラーで買った中古車なので最低限の信頼性はあると考えたということ。

第3者的に考えると、言った言わないは不明確。私としてはチェック項目に良好としてあることと、認定中古車であれそうじゃないであれ、日産ディーラーで販売するクルマは最低限の安全性を確保すべきことを問題点として考える。商品性の無い中古タイヤでイイから、ヒビなど入っていないモノに交換しておけばよかった,という点を考えたのかタイヤ代はディーラーが負担すると言うことで決着したとのこと。

ちなみに私のルートでの日産本社サイドの受け止めは1)内容の齟齬はありそうです。2)基本的に説明不足だったと思います。3)今回のお客様とのトラブルは避けられたと思います。私も同感。今後、日産は少し対応を考えたらいいかもしれない。というのも中古のリーフ、めちゃくちゃ安いため蓄電池として使う人が少なからず出てくるだろうからだ。そういった人も購入層になる。

だったら販売時点で「クルマとしての機能は保証しません」という念書を取ればいい。そもそも公道走行しないということなら、パンクしたまま納車すればよかった。新車を買った人なら御存知の通り、今や契約時に様々な念書を取られる。中古車も同じ。チェックシートにも「問題ある」ということを明記した方がいい。また念書無しの中古車はヒビが入ったタイヤくらい交換すべきだ。

安全は何より優先される。実際、違う日産のディーラーでは「このままだと外に出せない」と言われたそうな。クルマに関わっているプロはこのくらいの矜恃を持ちたいもの。ちなみに記事の取り下げは考えていない。トラブルになったこと&内容は事実ですから。今回の決着もディーラー側は強圧的だったそうでサポーターの人は気分を害したまま。という意味では痛み分けだと思う。

気持ちよく解決できず残念です。

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14 Responses to “日産リーフのヒビ割れタイヤの件、解決しました”

  1. けん より:

    どうなんだろう?
    日産の見解としては「使い物にならない、車検通らないタイヤで公道走らせても問題ない」ということなんだろうか?

    これで死傷者が出たらどうするつもりだったのか?

  2. アミーゴ5号 より:

    双方ボタンの掛け違いで、言った言わないのドロ沼状態。自分にとって有利なことしか主張していないようなので、事実はわかりません。

    すっかすですね、販売店の言い分を見る限り、この店には中古車を販売する資格はないですね。

    ナンバー無しで売っているならともかく、少なくとも登録手続きは手数料を取って店でやったはず。店は、公道を走れる状態にして販売したんでしょ。

    店もさ、バッテリー云々いうなら、ナンバー無しで売れや。ナンバーを付けたなら、相応の責任を果たせや!!!

  3. CX-60 より:

    一番いやだなあと思う日産側の対応は、「5)国沢氏の記事は削除して頂きたい。」と言っている点でしょうかね。ぬけぬけと言ってくることを考えると、サポーターさんの訴えをハナから無視するつもりだったと思います。

    車を買うときに、蓄電池として使うならナンバーはいらないはず。それでもナンバー付きで売るなら車検が残っているか、新たに取得しなければならないと思います。溝が残っていたら、空気漏れてるようなヒビがない限りその時点での車検は通ってしまうと思いますが(車検のチェックシートを見た感想です)、きっと純粋な車検の業務ならユーザーに「このままでは車検に通りませんよ」といって交換を勧める・タイヤを売りつけるのが常でしょう。
    日ごろそんなことをしているのであれば、売買の時点で逆にタイヤ交換を勧めてきてもいいはずです。それがなかったのだから「今回は見て見ぬふりをしたんだろ」と突っ込まれるのだと思います。

  4. PAL より:

    「タイヤに問題がある」という事をディーラーも認識しているのだったら、キャリアカーで納車すればまだ納得できますが、納車後に自走で帰宅させたのだったら、自動車販売をやめた方が良いレベルのディーラーですね。

  5. Rotarycoupe より:

    販売する際に車検を取り直したなら法規的にディーラーがアウト。車検残なら現状渡しが基本、ただし何ヶ月かの保証は付けるだろうから、エア漏れしたタイヤだけ問答無用で即座にディーラーから無償交換を申し出ればここまで大事にならなかった気がします。

    またユーザーがエア漏れしていない他のタイヤまで交換して欲しいと言えば、タイヤ実費を頂くことになるでしょう。もしタダで交換してしまうと小さなヒビ割れでも交換希望が殺到して潰れてしまいます。しかし交換工賃まで頂いてしまうと強い不満を残しますから、工賃はサービスすべきです。

    ディーラーに限らず一般のお店でも、心情に配慮した対応ができない店員が増えつつあるのは寂しいことです。昔ならオイル交換で車を汚されたら洗車だけでなく高級オイル缶をお土産に持たせてくれたとか、ガソリンスタンドでキャップをつけ忘れたらキャップだけでなく菓子箱まで用意して待っていてくれたとか、トラブルを丸く収めるのが店長の必須条件だったのですが。

  6. z151 サンバー愛好者 より:

    以前のコメントでも少し書いてしまいましたが、「そこに愛はあるんか~?」です。
    それはクルマに対して、お客様に対して、そして自らに対して。

    脊髄反射のように信じられていた「お客様は神様」でないことは現代では理解されつつあるはず。
    シートに作業用のビニールカバーが残っていたからといって「土下座しろ!」みたいな要求まで飲む必要はありません。
    慰謝料を要求されても対応しかねるでしょう。

    一口に「クレーム」といっても内容はクレームの数だけあるし、最適な収まりどころも違う。
    感情にも波があるので許せる・許されるタイミングもある。
    解決にお金が絡むこともあるので、お客様商売の難しいところでもあります。

    長~い前置きをお勉強した上で今回の日産プリンス茨城販売の対応を私なりの堪忍袋の緒基準で考えると
    「次のクルマはないわ~」です。

    次のクルマに例えばノートを検討している友人がいたら、一応日産で買った人がこんな目にあったことがあることは伝えると思います。
    今にも買いそうな「ホット客」に冷水を浴びせる行為をするのか?といえばやりますね。仕方ないです。
    それでも日産車を購入するなら止めはしないですが。

    据え置きの家庭向け蓄電池と比べて、フルセグではなくても容量が据え置き電池と価格が変わらず、人を乗せて移動することも可能なリーフが割安という特殊条件で起こった事案だとは思います。

    販売会社側は蓄電池99:自動車1みたいな想定で商売したかも。
    ユーザー側は蓄電池50:自動車50想定で「リーフ買いたい!」と商談したのかも。(一応極端な構成割合にしてあります)

    心積もりはそれぞれ違っても「蓄電池と自動車の使用想定ってどんなつもりでお考えで?」というすり合わせってまあしなかったでしょうね。
    仮に自動車利用1%以下でもナンバー付けてディーラーが販売する以上は国沢さんや皆様が仰るように最低限譲れない線があるとは思いますが。

    クレーム対応として一応お客様とそれなりの年数対応してきた経験から考えると、今回の日産及び日産ディーラーの対応は「一応の決着点はできたが、次の商売に繋がらない可能性が高い」という点で赤点ギリギリの30点というところでしょうか?
    50点としたかったのですが、「後から見つかった不具合は一切対応しない」旨まで飲ませようとし、「当然補償範囲の不具合がみつかった場合どうなりますか?」「…対応します」というやり取りもあったようなので、本当に赤点ギリギリです。
    トラブルの証拠隠滅(国沢さんの記事)までしつこく画策したので赤点っちゃ赤点なのかもしれませんが。

    老婆心ながらディーラー側の対応で「次ないわ~」の最たる部分が「自分(達)は悪くない」の一貫した姿勢です。
    個人で分解すれば売ったセールスマンはタイヤ裏返し?の実行犯ではないでしょうし、実行犯だって本人の意思というより上長に「命令されて」したのだと思います。つまり「自分は悪くない」
    営業所長が一枚噛んだか判りませんが、寝耳に水の可能性もある。
    お客様相談室も「クレームを作ったのは私たちじゃない」
    当事者意識がないから「こちら側は悪くないので謝罪しませんが、特例的に対応します。次はありません」になるのでしょう。
    それが違った形で(サイレント)クレームに繋がる可能性は考えない。
    サポート掲示板でどなたかが書かれていた「日産のファンを増やす気がないんだね」という言葉に共感してしまいます。

    理解と共感が信用・信頼を生む…ここに繋がらない結果になってしまうから、私の中の日産の格付けは「投機的C」から動かしようがない感じです。
    仮にエクストレイルを買ったとしても、重要保安部品の保証とリコール対応以外で日産ディーラーにお世話になることはないと思います。

  7. オポポイ より:

    これからは、日産の車も、日産のディーラーからも、いかなる車も買わないと思う
    日本の車屋の所業とは思えない

  8. エグチ より:

    「今回の決着もディーラー側は強圧的だった」

    記事とは直接関係ありませんが、最近、ホンダでも、上記のような印象を受けたトラブルがありました。

    日野自動車の車輪脱落とか、三菱のリコール隠しとか、自動車業界はそっち向きなような気がして、今回の記事のようにユーザー目線の書き込みは、必要だと思いましたし、残してほしいと思います。

  9. ハッピー より:

    私は先日リコール対策済みのデイズを街の中古屋さんで購入後、リコール部分が破損→不動車となり神奈川日産に相談した所、「車台番号からするとリコール対策済みなので修理は実費の17万円となります」との回答。
    え?リコールの部分が原因でリコールの内容通りに不動車になっているんですよ!?と反発しても同じ返答の繰り返し。
    せめて部品単品でも供給してもらえませんか?とすがっても「部品代の処理の仕方が分からないので無理」との事。
    信頼していたディーラーにがっかりしたものの、私の場合は他に頼る機関も拡散する手段も無く泣き寝入りでした。
    以前、リコール処置済の三菱アイに乗っていて数年後リコール部分が原因で故障した際は過走行車にも関わらず西湘三菱は対応してくれました。
    これが本来の姿ではないでしょうか。
    日産は大嫌いです。

  10. あー より:

    日産「走らないものとして売った」
    客「送迎に使うと言った」

    どちらの主張が正しいかは分からないが、販売店として、酷い状態のものを売るのはね・・
    で、「記事を削除してくれ」とは・・
    自分とこが悪いと自ら証明したようなもんだな

  11. アルト君 より:

    3k位まで空気を入れたら、翌日1.6k位になってそうなタイヤですね。
    扁平80のタイヤでカーブを無茶した後のような、、、。

  12. リーフに乗り継ぎ10年 より:

    うちは4年落ちの12万キロのZE1リーフに乗っていますが、2ヶ月程前に信号待ちしていたら突然の停止。
    バッテリー容量は12セグで元気でしたが、熱膨張でバッテリーが損壊したとの事でした。
    日産では容量保証はありますが、故障保証は無いので130万円の痛い修理費となりそうです。

    過走行なのだから仕方ないと言われればそれまでですが、街乗りで熱で膨らむ様なバッテリーをまた積む事には不安しかありません。

  13. escape より:

    日産って本当に33年前から変わらないね。
    まずプリンス系以外の日産ディーラーが信用出来ない。
    今回はそのプリンス系さえダメ
    昔ならネットも無いので乗り方が悪いとか無茶苦茶言われて修理も満足に出来ない。特にサニー店は酷かった。
    結果、客は喧嘩別れしてトヨタの販売店に泣き付く、そんな流れでトヨタべったりのお客様の出来上がり。まあ、私みたいにどうせ壊れるならアルファロメオ買うぜ!って変態は少ないけど解った事、日産車買うよりイタリア車の方が信用出来る!

  14. rgj より:

    まさに日産クオリティ。
    車屋が車を売ってるのに車として使うと思わなかったという言い分が通ると思っているのが空恐ろしい。ましてや記事を消せなどと。ディーラーもメーカーも全く反省も改善もないですな。
    10000歩譲って「蓄電池として売るからタイヤ保証しない」と主張するなら、ウマ付きで売って現場設置と固定までしないとだめでしょ。ましてや車検もナンバーもつけちゃだめ。
    消費者の自衛策は「日産者は買わない」に尽きる。

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