最初から「売れないでしょうね!」と解るロータリーエンジン使うPHEVが本当に発売されるのか?

これほど発売する前から「売れないでしょうね!」と思えるクルマはスズキX90以来である! 誰が買うのか全くイメージ出来ない。普通のエンジン積んだMX-30の売れ行きやるや台数聞いてビビるほど。MX-30EVの台数と合わせても凄い! これぞ当時「我々のシェアは2%でいい!」と言い張り、マツダの全てをコントロールしていた藤原前COOの集大成であります。

MX-30PHEVがオートカウンシルで日本初公開となった。正式な車名は『MX-30 e-SKYACTIV R-EV』(エムエックス・サーティ・イー・スカイアクティブ・アール・イーブイ)になるようだ。最初から突っ込むと「覚えられない!」です。MX-30PHEVじゃダメだったのだろうか。そして欧州仕様車だった。日本仕様がCX-5ベースになる可能性は‥‥ないな~。

簡単にスペックをおさらいしておくと、基本的にはRAV4やアウトランダーPHEVと同等になる容量17.8kWhというリチウム電池を搭載する電気自動車で、満充電しておけばカタログデーターで85km(実際は70km弱かと)走れる。電池が無くなったり、アクセル全開にしたりすると75馬力を発生する830ccワンローターでアシスト。航続距離600kmのシステム出力170馬力になる。

もちろん燃料を補給してやれば600km以上走れます。少しばかり物足りないのは170馬力というシステム出力だ。アウトランダーPHEVだと252馬力。RAV4 PHEVなんか306馬力もある! この時点で競合車に対する優位性無し。リアシートの出入りがややこしいクーペ風のクルマなのでスポーティさを持たせるのか思いきやそうじゃありませんでした。

唯一「これなら売れるかも!」という手を考えると、価格戦略でしょうね。390万円くらいの価格設定にすれば、東京都だと100万円の補助金が出る。実質的に290万円でPHV買えたらニーズあるだろう。逆に400万円台後半だと皆さんアウトランダーPHEVでしょうね。気になるのはロータリーエンジン特有の”味”が残っているかという点。とりあえず1度は試乗してみたいです。

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5 Responses to “最初から「売れないでしょうね!」と解るロータリーエンジン使うPHEVが本当に発売されるのか?”

  1. トヨタ車ユーザー より:

    MX-30は(好意的に見て)パーソナルなSUVスタイルの車となりましょう。とはいえ、CX-3、CX-30とパラレルワールドな展開なので、ベース車自体が自社で客の取り合いです。これがトヨタヤリス・クロス/ライズくらいの差別化されていれば食い合いはしなかったでしょう。
    結果論かもしれませんが、3つめは諦める勇気が必要だったかもしれません。(前COOさんはもういないことだし)マツダ2がデザイン方向でイメージチェンジしましたが、MX-30自体があんな感じで一歩前に出られるのが先という気もします。
    とはいえマツダ自前としてはCセグ以下に載せられるストロングxEVのシステムはこれだけという状態にあります。価格面を含めてしっかり売るしかないのかなぁと思います。
    実はMX-30-BEVの試乗車が、メーカーの息のかかっていない小さいディーラー(元オートザム店)にあったのです。こういうマツダのために頑張っているディーラーの努力も無駄にしない采配を望みます。
    価格が安ければ、大きさはちょうどいいので、展示車・試乗車落ちを、、、でもシフトレバーが難ありなんでしたかな。

  2. アミーゴ5号 より:

    昭和のクルマ好きからすると、ロータリーPHEVと聞けば、そこはもう胸ドキものです。

    すっかすですね、
    スカイアクティブ・ブランドは、失墜したとまでは言わないけど、少なくとも一般的には超低空飛行状態。

    これでロータリーPHEVがコケたら、スカイアクティブはブランドとして致命的でしょう。大変残念ですが、ロータリーの存在感が小さすぎるため、そうなる予感しかしません。

    自分のいい加減な予想が大きく外れることを、心から願っております。

  3. 二級人 より:

    こんな売れそうもない車を出したり、不具合がつぶされてない未完成のような車を出したり、他の方も言われてるようにトラブルが多かったり、一体誰が責任を取るんでしょうか。しわ寄せがくるのは末端のディーラーの営業と品質担当者です。知り合いの品質担当者は体調を崩し、、、本人と家族がかわいそうでなりません。

  4. z151 サンバー愛好者 より:

    確か最高速度140km/hとかなんですよね。
    軽自動車と同じくらい、海外で例えるとアウトバーンの第1車線(低速度車線)の速度帯です。
    第2車線に居続けるには概ね160km/h程度の巡行能力が必要で、第3車線は「追い越し車線」ではなく、「高速巡行車線」。
    何だかんだ速度制限区域も増えてきたし、EU各国でも140km/hまでの制限速度で「事足りる」のはそうなんでしょうけれど、プレミアムなマツダとするにはギリギリな性能じゃないかと。

    何だか筆が乗らないのはラリードライバーのグレイブ・ブリーンがテスト走行中の事故で亡くなってしまったからです。
    ブリーンのファンだったかといえばそうではないけれど、ラリージャパンの最終日、雨のステージで異次元のタイムを連発していたのを思い出します。
    タネを明かせば彼だけ四輪レインタイヤでした。
    雨が降る前からだったので一種の賭けでしたが、全部ハードのドライタイヤ履いたチャンピオンのロヴァンペラより2分近く速かった。
    2日目森でコースアウトして木にぶつかっていなければ(デイリタイヤ)かくやという走りでした。
    あの時来年もまた来日して引っ搔き回してくれるんだろうなと当然のように考えていたら…。
    死因もコースアウトして立ち木にぶつかって、だそうです。
    ご冥福をお祈りすると共に一杯を捧げようと思います。
    献杯。

  5. なおだ より:

    ロータリーは発電するだけなので効率の良い一定回転数で回るだけなのでマフラー交換しても音の面では期待はできないかと思います。

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