最近あまりに厳しいことばかり書いてるからマツダの毛籠新社長がピットにカチ込んできました!

スーパー耐久レースの運転手として菅生に来ている。このシリーズ、各メーカーの首脳陣が来ます。普段アポ取れないほど忙しい人でも会えるのだった。本日はお昼過ぎにマツダの毛籠新社長が「いつも酷いこと書きやがって!」と鬼のような形相でピットにやってきた--というのはウソです(笑)。毛籠さん、メディア相手にケンカ売りまくるような人じゃありません。言葉遣いも丁寧。

広報の町田さんに毛籠さんが来場することを聞いたのでクルマ付き場に並んでお出迎えしましょうと言っておいたのだけれど、早着とのこと。社長になってから始めてお会いするので電気自動車や代替燃料などについてしばし話し込む。いろんな意味で視野が幅広く、新しいマツダの流れを作ってくれるかもしれません。というかマツダの興亡は毛籠さんの肩に掛かっている。

アメリカで利益を出しているウチに次世代の投資を、という話をしたら「もちろんですよ!」とのこと。実際は電気自動車の需要など非常に読みづらい。トヨタのような「全方位とにかくやる!」ということは出来ないかもしれないけれど、リスクヘッジしながら上手に立ち回って欲しい。マツダ、技術力も突破力もある! 方向性と目標さえ正しく&しっかり決めれば強いと思う。

HRCチームの前を通ったら渡辺さんがタチの悪い犬か猫の着ぐるみにインネンを付けられていた。渡辺さん、数日前にオーストリアGPでメディア対応していたと思ったら菅生です。F1復帰を決め社内で大揺れしているかと思いきや、八郷さんを含め「しっかりやれよ」とポジティブな反応とのこと。まぁこのあたりがホンダのホンダらしいとこと。一生懸命やると認めてくれる。

それにしても渡辺さんの活躍は青山副社長のバックアップもあり八面六臂だった。復帰を決めるのが数ヶ月単位で遅れたら難しかったのでは? と聞いたら「その通りです」。4輪が落ち着いた今はモトGPで大騒ぎになっている。ホンダ、てんで競争力ないのだった。違う人から聞いた話では原因が分かっているという。なるほど、という内容。渡辺さんの活躍は続く(笑)。

おっと私でした。このサーキットでレーシングカーに乗った記憶は無い。試乗会やノーマルタイヤ履いたテスラで電気自動車レースに出たくらい。電気自動車レースだとハイペースで走るのは予選くらいだし、それも電池温度上がらないよう、3ラップくらいしか走らないです。ということでアクセル全開の走りって今回が始めてかもしれません。予選前に走れたのは12分だけ。

やっと曲がる方向を覚えたくらいで終了。そして本日、ぶっつけ予選です。何とかコースが解った時点でタイムアウト。記録は大井選手の3秒遅れでございました。リハビリ、順調に進んでいる感じ。あと1回走れれば1秒は縮まる。年寄りの冷や水と言われながらけっこうしんでます。明日は3時間の短いレースなのでDドライバーの出番は無し。スペアの運転手となります!

<おすすめ記事>

One Response to “最近あまりに厳しいことばかり書いてるからマツダの毛籠新社長がピットにカチ込んできました!”

  1. けろけろ より:

    少し前まで、元トヨタ社長は、社長の言うことなんか誰も聞かない!とボヤイていた。大企業では、己の思惑やら妬みやらの妙な重力が働くため、クルマ好きで大儀や心ある人ほど思うに任せないと聞く。

    マツダもホンダも、心ある人が上にいるだけ救われているが、時間が限られている。妙な重力は、主に仕事よりも金や権力が好きか、あるいは目先の個別成果のみ追いかける輩が放つ。何としてでも吹っ切って欲しい。

    ちなみにそう考えると、日産は本当にヤバイ。何しろ長年君臨したゴーンこそ、クルマよりもお金と権力が大好物だった。もはや横浜本社全体が、妙な重力どころかブラックホールにかもしれない。

コメントを残す

このページの先頭へ