毎回死者を出すマン島TTを見ていると日本人は西洋人に勝てないことがハッキリ解ります!

毎年5月最後の週はマン島TTと決まっている。世界一危険な競技として知られており、毎回のように死者を出す。昨年は6名亡くなっており、今年も最終日を前に残念ながら死者を出してしまった。動画を見て頂ければ解る通り、危ないとか危なくないというレベルではない。エスケープゾーンが全く無い公道ながら最高速300km/h以上。60kmコースの平均速度で200km/h以上となる。

最近では無限が電気バイククラスで優勝 写真/RK

日本人は西洋人を除けば果敢だ。マン島TTを見て「自分も走りたい!」と考える人もいる。出走した経験を持つ人だっています。ただ残念ながら亡くなった方も多い。初めてマン島を走った日本人は多田健蔵さんという方。昭和5年によくぞ走ったと尊敬する。その後、ホンダに乗った高橋国光さんはスタート直後に転倒し、意識不明の重態になってしまう。

https://youtu.be/S335b_v3NnQ

そして私が若かった頃に伝説となっていた伊藤光夫さんは50ccクラスで日本人唯一の優勝をしている。ただ50ccクラスはパワー勝負。小柄な日本人有利だったと思う。昨今の「転んだら基本的に死亡事故」というハイペースのマン島TTで勝てるような速さを持っている日本人選手は居ない。というか危険だと解っているマン島TT(21世紀に入ってから日本人の2名亡くなっている)には出ない。

ぜひ御覧頂きたく!

一方、西洋人の皆さんは死ぬと解っていて出る! 死ぬと解っていても親族を含めた周囲は止めない。この違いってなんなのだろう。カッコよく言う人は「覚悟が出来ている」と言うけれど私はそう思わない。西洋人って底知れぬ強い好奇心とチャレンジ精神を持っている。日本人も有色人種の中じゃ相当頑張っているけれど、高速化したマン島TTを見てるとついて行けていない。

この動画も凄い! エンジン吹けきったまんま!

最近日本人もプライドが育ってきたらしく(私は井の中の蛙になっちゃったと思っている)、西洋人を舐めたり「人種差別だ」と騒ぐ人も多い。確かにレベルに低い西洋人だっています。ただ強いヤツは本当に強く、アタマ良いヤツは本当に良い。強いヤツと真正面から戦ったらマン島TT状態です。悲しいかな勝てない。そもそも日本で享受している文明の90%以上は彼らが作り出した。

フランス国家なんか歌詞が強烈です!

命を掛ける分野で西洋人と勝負しようとするなら10倍頑張らないとダメ。そういった意味からすればワンミスで命を失う登山や冒険のジャンルで世界のTOPと戦っている(きた)日本人って尊敬の対象でしかない。西洋人からも尊敬される。これはビジネスや政策だって同じ。カーボンニュートラルを見て「どうせ失敗するよ」と笑っている人は井の中の蛙です。

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5 Responses to “毎回死者を出すマン島TTを見ていると日本人は西洋人に勝てないことがハッキリ解ります!”

  1. AKIO より:

    この辺が日本人の弱いところですね。
    技術的にはH2ロケットで有人飛行出来るのにやらない。

  2. mmk より:

    UKに長く住んでいましたが、民族による適性や特性は間違いなくあります。日本の成長戦略を考えるのであれば、世界から各分野の適性を持った人材を集め、UKやUSのようにその人材を活用していくしかないと思います。経験上ギリシャ、トルコからインドにかけての民族(コーカソイドに含まれます。)理数系の先端分野で競争しても勝ち目はない気がします。

  3. z151 サンバー愛好者 より:

    日本人もこと「祭事」となると命がけ上等になってしまう傾向があります。
    諏訪神社の御柱祭、大阪岸和田のだんじり祭り等、数年に一度死者や怪我人を出しながら「けしからん!こんな祭り中止だ!!」とはならないです。
    ただこういう例は日本人としては例外でしょう。
    日本人のスタンダードスタイルは「石橋を叩いても渡らない」「誰もファーストペンギンをやりたがらない」「最高のCS(カスタマーサービス)は最小のクレーム」というのが表向きでしょう。
    ところが80年前は神風特攻隊が存在し、それ以前はずっと国内で内紛状態を繰り返してきた武士の世界でした。
    今の価値観では命懸けは忌避されますが、ちょっと価値観が変わってしまうと日本人も十分に命懸けを実践してきた歴史もある訳です。

    フランスの国歌は争いと革命の歌ですね。
    ウクライナの国歌は今のロシア侵攻を予言していたかのような決意の歌。

    https://youtu.be/61P4_6yTf3k

    日本国家は現代語訳すると一人ひとりの力は僅かでも、みんなで協力して千年も永遠に共に栄えていきましょうという歌。

    いずれにせよ「やっちゃえ!Nっ産!!」の反対になりがちな日本ですが、ポテンシャルゼロではないと思います。

  4. トヨタ車ユーザー より:

    聞いた話ですが、、、
    日本人は命を自分の物とはまず考えず、親からもらったものといったり、かつてのような国の物、と考える。そしていまは、まったく考えない人が出て来て、若いのに自殺するか無敵の人になってしまう(自暴自棄で犯罪を犯して迷惑かけて極刑になる…)
    西洋人はあくまで自分の物か神から授かったものと考え、自分の能力としてフルに使おうと考えるような気がします。それを仕事に生かしてくると、やっぱりそれには敵わない。

  5. ツナミ より:

    たしかに西洋人は欲望に忠実なのかもしれませんね。特に東アジア人は中国古典の影響を受けているので、欲望の追求を美徳にしない文化があるというか、良くも悪くも控えめになりがちですよね。

    レース直前にルールを無視したハンディを設定するというのはやり過ぎなような気もしますが、東アジア人も勝利のためには手段を選ばないっていうくらいになっても良いのかも。

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