毛籠さん本格始動! 電動化事業本部(e-MAZDA)を立ち上げ電気自動車に注力へ
最近マツダ筋からの”投書”が全く無くなった。不満は中で解消出来てるのだろう。これ、明らかに良い話です。心ある人達は前を向いて仕事していると言うことですから。11月1日、マツダから電動化事業本部(e-MAZDA)を立ち上げるというリリースが出た。表現方法は割と地味ながら、マツダ社内に電気自動車の会社を作ったようなものだと思えば間違いないと思う。
内容を見て少しばかり驚く。今まで表に出ていた人の名前がほとんど無い。考えてみたら現在の経営陣や開発陣、毛籠さんを含め前の体制が決めたもの。毛籠さんの人選ではない。だから「究極のエンジンだ~!」みたいなことを宣言する頭がシンカンセンスゴイカタイアイス系の人まで残ってます。客観的に見ると「変わってないですね」。実際、足を引っ張っているようだ。
とはいえすぐ変えられない。毛籠さんは違うアプローチを考えたのだろう。それがe-MAZDAですね。驚いたことに部長級以上だけで30人もいる! もしかするとエンジン車の開発規模より大きくなるかもしれない(となれば次に起きるのはエンジン開発部門の縮小ですね)。漏れ伝え聞くと、皆さん優秀らしい。この動き、トヨタが電気自動車の開発部門を立ち上げたのと似ている。
すでに電気自動車開発のスケジューリングは進んでいると思う。とりあえず急がなくちゃならないのが2026年のアメリカ。海沿いの11州程度は、販売台数の35%を電気自動車にしなければならない。海沿いの州はマツダに限らず日本車のメイン市場。だからこそトヨタは”まき”を入れた。マツダの場合、ほとんど準備出来ていない。前任者達に全く危機感無かったからだ。
遠からずe-MAZDAは今後の流れをリリースをしてくると思う。トヨタのように「これは凄い!」という内容が含まれていると楽しみになってくる。マツダというメーカー、目標が可視化された時の動きの早さや強さは世界有数。いや、世界TOPと言って良いかもしれない。普通なら間に合わないことも間に合わせてくる。何とか最終バスに乗れたような気がします。
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これは、スゴイ!!!
「e-MAZDA」の一言で、進むべきビジョンと技術のプライオリティを明示するだけではなく、危機感を抱いていた社員の心をわしづかみしていますもの。
毛籠社長、大いに期待しております!
ただ2ローターHVは、性能面で悩ましい気がしますが。。。
CX-60は煮詰め不足だったもののいきなりポンっと複雑な電動化モデルを出してくるマツダ、本気にったら凄いんでしょうね。期待せず、待ちます笑
国沢さんが藤原元副社長を嫌い、毛籠社長を好きなのはわかります。
ただ極端すぎませんか。
藤原氏は終盤戦失策が続きましたが、6世代等前半は彼の功績だと思います。
電動化が遅れたのは事実ですが、あまりに先行していれば逆に不味かったのではないでしょうか。
毛籠氏の北米成長の貢献度は大きいですが、それを支えた一番は米国経済でしょうし、小排気量ターボが大排気量の代替になることなど素人の私でもわかることです。今回の組織もカルフォルニアZEVを前にすれば誰だってやることです。
誤解しないでください。毛籠氏には大いに期待していますが、過剰な賞賛は逆効果ではならないかと心配します。
今回のモビリティショーをロードスター一色にしたのはわかりやすいですが、走る喜び=スポーツカーとはあまりに安易なやり方。スポーツカーだけでマツダを引っ張るのは無理筋。藤原氏とは違う方向ですが、自分に酔うエキセントリックさに似た香りを感じるのは私だけでしょうか。
これは掲載されないと思いますが、投稿します。