沖縄にある「MORIZOコーナー」の作られ方についての一考察(笑)

グーグルマップで「MORIZOコーナー」と検索すると、こんな場所が出来てきます。イーアス沖縄豊崎というモールの海側にある「美らSUNビーチ」の駐車場の中です。ここ、昨日書いた通り、MORIZOさんが縁石を蹴ったコーナーだ。私も昨年のラリージャパンで亀の子になった場所に「国沢やらかしランドアバウト」とか付けてグーグルマップに載せて欲しい(笑)。

この件、いろいろ話題になっているので、目の前で見た私は100%正確な情報をレポートしますよ! Gazooフェスティバルのデモラン、モリゾウさんはWRカーを持ち込んだ。ここでいつもの通り派手なターンなど見せてお客さんに楽しんでもらおうというもの。実際、WRカーをこんな気軽&どこでも全開で走らせるメーカーなんか存在しない。気前いいです。

何度か見ているのだけれど、今まで失敗したこと一度も無し! 67歳とは思えない。しかし! 沖縄の路面は特殊だった。舗装に使う砂利に珊瑚を混ぜている。普通の舗装より滑る。見ていると荷重移動さえ難しい感じ。攻めるは相当難しかったと思う。それでもお客さんに楽しんで貰うべく走ったのだけれど反応が全てワンテンポ遅れ、結果的にリアが少しワイドになった感じ。

見れば解る通り前輪が逃げている

狙ったラインより1mくらい膨らんだと思う。テール滑って縁石をキック! 何と2個もやっつけた! そのまま走って行ったのを見て私は単純に「WRカー丈夫だなぁ~」。このくらいのヒットはラリーだと珍しくない。私だって何回もやってる。たまたまフィンランドからTGR(WRCチームです)の春名代表が見に来ていて「この路面だとセットアップが必要。出来なくて申し訳ない」。

この2つを掘り出した

意地の悪いメディアは「危険だ」とか言うと思う。いや、社内からも厳しい声が出るに違いない。上の写真を見たら「反省してない」みたいなことにもなるだろう。というか普通なら広報担当とかが隠そうとする。縁石を蹴った直後は「どうするのかな?」と様子を見ていた。ちなみに私は「このくらいなら全く問題無しと思った次第。観客がいる側は大きな大きな安全マージンを取ってましたから。

サイン入り縁石。どこに行くのか?

すると隠そうとせず堂々としている。日頃から「何かあれば責任を取る」と言ってます。楽しいことをやればやるほどリスクはある。でもやらなかったら面白くない。自動車ってそこの狭間だったりする。自動車メーカーの社長はリスクを考えクルマの運転をしないが、クルマを売っているメーカーのTOPがクルマを運転しないなんておかしいでしょ、というのがモリゾウさんだ。

破片にサインしてもらい観客にプレゼントした 写真/FIAラリー選手権公式

リスクを取りたくないなら私だってラリーやらない。とはいえモリゾウさんはおそらく相当ヘコんでいることだろう。やらかなさい方がいいに決まっている。年齢的に近いの気持ちは何となく解る。ということでモリゾウさんに伝えるとしたら「旦那! 悪いのは春名さんですよ!」(笑)と言っておく。来年は沖縄セットアップで! これからも攻め続けて欲しい。

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2 Responses to “沖縄にある「MORIZOコーナー」の作られ方についての一考察(笑)”

  1. アミーゴ5号リボーン より:

    一介のコタツ投稿者です。

    動画見ました。
    もっと派手にブッ飛んでると思ったら、セーフティゾーンでの出来事では、あーりませんか。

    観客目線では、あーあ、モリゾウさん。やってちゃった〜っ!! トヨタの会長でも、クルマをぶつけることがあるんだぁ〜てな感じでしょうか。

    自分は、「こういうことがあるのがラリーなんですヨ、テヘヘ!」と、身を持って教えてくださったと捉えました。はい。

    壊してしまった施設の会社には、しっかりお詫びと弁償頂いて、モリゾウさんとメカさんには更に一体となって、引続き頑張って頂きたいと思いました。

    またお詫びの印と言ってはなんですが、クルマの寒冷地仕様のように、沖縄の路面や潮風等に合わせた沖縄仕様を作ってくださいましまし。

    それにつけてもですよ、
    徹底した無責任なコタツ投稿で、本当に恐縮です。

  2. キイロイトリ より:

    南の島では舗装の添加物に珊瑚が混ぜられてますから、ガイドブックにもレンタカーで走る際は滑り易いので要注意と書かれていたのを思い出しました。

    グアム、サイパン、ハワイなども同様ですね。

    モリゾウ選手のサイン、もらった人がうらやましいです。

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