消費税率上げで節税

消費税が10%になると、中古車は「仲介」という業務内容になるかもしれません。現在のビジネスモデルを見ると、中古車業者が一度買い取り、そこから販売するというもの。当然ながら10%の消費税は掛かってしまう。しかし仲介にしたらどうか。売りたい人を、買いたい人に紹介する、ということでございます。

「100万円で売りたい」という人と「120万円で買いたい」という人が居たとする。この場合、仲介なら
売りたい人は手数料として10万円払い、買いたい人も10万円払う。その際に掛かる消費税と言えば20万円の10%で2万円。今のシステムのまま消費税10%になったら120万円の中古車の消費税は12万円だ。

10万円も浮く。興味深いことに消費税のような間接税が高い国を見ると、中古車業者はあまり見当たらない。北欧であれば一台のクルマに長く乗る。アメリカの場合、小売税5%を超えたあたりから個人間売買が急増したそうな。こう書く
と「整備やローンなどで不安だし困る」みたいな意見も出てくるだろう。

こらもう簡単。中古車仲介業者は売る側の手数料の中に車両のコンディション評価分を含めるだろうし、買う側にゃ「安心パック」などと称し、購入後の車両トラブル保険システムを構築したり、ローンの代行を行うと思う。つまり現在の中古車売買とほとんど同じような状況になる、と考えていただければいい。

もう少し詳しく書こう。売る側は、仲介業者に売りたいクルマを登録する。仲介業者はコンディションのチェックを行い、評価。ネットでもいいし、売主に土日などクルマを持ってきてもらい、そこで展示する。買う側はネットや展示場でクルマを確認。現状&現金で良ければ、その場で購入契約を売主と結ぶ。

トラブル発生時などの担保が必要なら、仲介業者が決めた金額の「車両トラブル保険」に加入しておけば、今の中古車と同じような保障を受けられるという寸法。ローンも仲介業者で手配してくれることだろ
う。名義変更は、これまた仲介業者に委託すればOK。少なくとも中古車は増税しても増収にならんと思います。

・ECOカーアジアは「ドイツは太陽光発電で使用量の半分を!

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One Response to “消費税率上げで節税”

  1. ねこまんま より:

    うちの付き合い有る修理工場がすでにこの方式を取っています。中古車は買わないんで保証とかはどうなってるのか解らないですが。新車もディーラー紹介で紹介料をもっらています。業販から店側が購入して売るとその金額に対して課税されるのでそういう方式を取っているって言っていました。前にSONYがゲームソフトの中古販売を潰そうとして圧力掛けたときに同じ方法で個人販売の仲介で抜け道つくったゲームショップも有ったようですね。ただこの方法が普及すればあくどい業者が整備もろくにしないで無保証で売りっぱなしが増えるとも言えるのですがね。今でもヤフーのオークションなんかで無保証、無整備で売ってる業者もあるけど結構トラブルにはなっているようです。保証の関係がしっかり出来るならこれからはこういう販売方法が増えるでしょうね。日本人は自己責任って考えが理解できていないですから無保証、無整備なのを買って後でゴネル輩もたくさんでそうですね。
    身近にそういう馬鹿も居ましてヤフーのオークションで単車とか買ってえらい目にあってます。業者のオークションなんて何十年も前から当たり前に有るんだからわざわざヤフーのオークションで売ってる車にまともなものは無いわけで(業者のオークションでまともに売れないからそんなところで売ってるわけでオコシやメーター戻しは当たり前)自業自得です。
    結局増税ばかりしても消費者も利口なものであの手この手で節税します。かえって税収が減るだけでしょうに。そんなに税金が欲しけりゃ景気高揚が一番なのに政治屋って連中は馬鹿ばかりです。

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