液晶や半導体の二の舞?
つい先日まで、液晶や太陽光発電パネルと言えば日本が圧倒的に強かった。その前はトランジスタから発展した集積回路も日本の得意分野でありました。しかし! 集積回路が台湾や韓国勢に追いつかれ、液晶さえ今や風前の灯火。太陽光発電パネルだって国のバックアップ弱く、イッキに追いつかれ抜かれつつある。
「日本では韓国ブランドの家電は売れない」と言われてきたけれど、ここにきて画面が極めてクリアなLGの液晶TVの評価高まり、ドコモの端末も(サムスン製)何ら不満出ていない。急速にシェアを伸ばしそう。カメラなど100歩譲って日本ブランドだったとしても工場は海外。つまりその気になれば日本じゃなくても作れるワケ。
長
い前置きになった。現時点では一歩リードしているリチウム電池ながら、ここにきて韓国勢の躍進が目立つ。GMやフォードにリチウム電池を供給するLGケムだけでなく、サムスンはボッシュと組んで電池事業を強化。日本であまり馴染みのないSKエナジーという企業も自動車用リチウム電池の開発に総力を挙げているという。
考えてみれば液晶も集積回路も技術レベルが極めて高いと言われていたのに、韓国や台湾の猛追を受けるやあっという間に追いつかれ、抜かれてしまった。どうやら電気自動車用電池も厳しいかもしれません。少なくとも日産NECとトヨタ・パナソニック(サンヨー)、GSユアサ以外のメーカーはパートナーがいない。
電池で追いつかれ、クルマの生産も海外で、となったら、我が国の産業(雇用)はどうなってしまうのだろうか? 製糸業で始まった日本の産業は(トヨタもスズキも自動織機の会社です)、製鉄に移行。さらに電器となり、自動車へ変遷した。次なる産業って何か?
ゲーム? マンガ? 観光? それとも主役なくてもOK?
次世代電池が競争力を失ったら、日本で生産出来る得意分野はなくなってしまう。液晶や集積回路でやっつけられた反省をキッチリ行い、世界でもっとも安くて高い性能を持つ電池を量産出来る環境を(原料に代表される共用コストの引き下げな
ど)、国家レベルで構築すべきじゃなかろうか。民主党でも自民党でも無理か?
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>我が国の産業(雇用)はどうなってしまうのだろうか?
よくよく考えてみれば、日本の産業(雇用)は自動車などの工業だけではないのだから、違う生き方を考えてみるのもいいかと。これでなければと限定することもないのでは?
ずっと思っていたのですが、今の日本の産業はみな「外需頼み」でしょう。格安カーを作っても、エレクトロニクス製品を造っても。それで世界の景気に振り回されて、何度窮地に陥ったことか。
今まで自動車は日本がたくさん造っていましたが「やっぱりクルマは外車(特に欧州)がイイ」とか言っていました。これは、車を作る国の声としてはその車を買ってくれる国や人に対して失礼だと思っていました。人に良くないと思う車を売りつけて、自分はそれでも儲けたお金で高級車を買うんかい!と。
そんな日本車は世界で売れなくて当然なのかと思うようになりました。外需で潤おうなんて考えないで、農業でも漁業でもよいから柱を立てて、自国内でしっかり国民が生きていける国になってほしいです。
先生の話を聞くと、専門知識のない自分でもかなりヤバイんだなあ、と思います。勉強になります。近未来の日本がどうゆう風景になるのか?不安です。 車に関しては、あれだけ欧州車に追いつき追い越せできたのに、ある程度、安くてまあまあ品質がよい物を作れたと思ったら おごれる者ひさしからず。てやつですね。 真面目に国産車は韓国車のヒュンダイには負け初めてる気が…乗ったことないけど、雑誌など読むと。やっぱりもう情熱がないんでしょうね車造りの。電気装置は新しいから一生懸命だけど、情熱ないからやっぱり負けるでしょう多分。事業仕訳を見ても必要な物まで削るし、資源がない加工輸出国にもかかわらず、科学技術でトップにいないといけないのに無駄とか研究は成功するのか?とか言ってるぐらいだから。今大学の理系の研究費もかなり減りつつあります。無駄、失敗は許さない状況みたいなんで、車作る開発者もやる気ないでしょきっと。惰性でなんとなく失敗しないようやってるだけに見えます、物作りも、政治も、電池関係の開発者もいずれ。それに多くの自動車評論家の方々も言ってることはメーカーに媚びながら惰性な評論だし。電池関係も追い越されるでしょう。 ハイブリッドがエコ、
建築部材、たとえばアルミサッシの窓枠で明らかなんだが、日本は、関西向き・関東向き・団地向き・一戸建て向きと、やたらサイズが多くコスト高。そしてデザインやカラーが乏しく魅力がないが、性能だけ一流。
日本の工業製品は、すべてこの傾向がある。無駄に品種を増やしてコスト高にしないで、デザインは欧米もしくは韓国のデザオナーを起用して魅力をますこと。
さらに、ここが一番大切なところだが、欧米向けはドイツと同じ価格帯で勝負すること。ドイツにコンプレックスもたないこと。円高に勝つには価格引き上げても売れる魅力ある製品だけです。
工場が海外へ脱出するのは寂しい限りです。ただ、利益がないと倒産してしまうので、会社としてはやむを得ないのでしょう・・・。
そうなると別の方法を検討するしかないでしょう。
日本は資源国でない言われていますが、そうではないと思います。今回の尖閣諸島事件でも明らかになったと思います。なぜ他国が日本領海へ入ってくるのか・・・。資源だと言われています。日本は、資源が活用できるような技術力を確立してほしいです。
結局は日本政府のバックアップが必要だと思いますが。
内容とは全く関係ありませんが、画面が水色になって爽やかになりましたね(笑)。