無責任なマスコミ
「針小棒大」というコトバがある。小さい事柄を大きく表現する、という意味。これ、ウケを狙う商業マスコミが犯しやすい大きな問題点だと思う。伊豆で修善寺から土肥に抜ける国道136号線が原因不明の道路沈下によって不通になってしまった。連日マスコミが致命的な一大事のように放送。「迂回路もあるけれど狭くて遠回りになる」とレポートしてます。結果、土肥など西伊豆の観光地はキャンセル続出。土肥に行ったことのある人なら御存知の通り、確かに国道136号線が最も速くて便利。けれど修善寺から戸田峠に抜ける道なら多少狭くツイスティな程度。運転に自信のない人は、最初から山に入らず大瀬から戸田を回る海沿いのルートを通れば良い。右手に海を見ながらの気持ちよいドライブが可能。本当に西伊豆の人達が心配なら代替えルートのアピールに重点を置くべきだと思う。中越沖地震も同じ。被災者の方は大変だ。中越地震の時にお手伝いに行き、よく解りました。さて現在の報道、適切だろうか? これまた問題が大きいと考えます。だからこそ全く被害が出ていない越後湯沢の宿でさえ少なくないキャンセルが出てしまっている。これを他山の石とせず自省したい。
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