熱海でレンタカーのトゥクトゥクが暴走事故。トゥクトゥク、簡単に乗れるシロモノじゃないです

熱海でレンタカーのトゥクトゥクが暴走し、死者を出してしまった。トゥクトゥク、小さいし簡単に運転できると雰囲気ながら、とんでもない! そもそもスロットルはバイクと同じグリップタイプ。整備してあれば握りを緩めるとアクセル閉じるものの、ワイヤーの潤滑悪かったり、曲がっていると強制的に戻さないとアクセル開いたままになってしまう。

私らの世代、若い頃に十分な整備を受けていないバイクもけっこうあったため何とか対応できるものの、普通に動く乗り物ばかり乗っていると対応できないと思う。今回、それほど高い速度じゃなかったのに止められなかったようだ。アクセル戻せなかった時にあるパターンです。その他、電子制御の類、一切無し! ドライバーのミスをカバーしてくれる機能を持っておらず。

もっといえば、3輪車につき急転舵すると前ノメリに転倒する。その昔、日本でオート3輪が走り回っていた時も交差点での転倒事故は日常茶飯事だったようだ。私もトゥクトゥクに代表されるオールディーズの3輪車は何度も乗ったことあるが、今の交通状況や社会事情だと、レンタカーで貸すのは難しいように思う。ある程度の運転スキルを持ってないとアカンです。

トゥクトゥクに限らず、特殊なモビリティは操縦性がクルマやバイクのように洗練されていない。アクセルとブレーキの間隔が狭いのに両踏み対応安全制御となっていなかったり、そもそもペダル類がホイールハウスを避けるため左向きにオフセットされ、ブレーキだと思って踏むとアクセルの位置だったりモビリティもある。貸す側も乗る側も十分な注意が必要。

 

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1 Responses to “熱海でレンタカーのトゥクトゥクが暴走事故。トゥクトゥク、簡単に乗れるシロモノじゃないです”

  1. z151 サンバー愛好者 より:

    トゥクトゥクとかリキシャとか呼ばれるこの乗り物、購入を検討したことがあります。
    そうは見えないけれど分類上は側車付二輪車、つまりサイドカーなんですよね。
    側車が付いていないと当たり前ですが二輪免許に準じるのですが、側車が付くと四輪免許。
    二輪だと排気量で制限がある「400ccの壁」もサイドカーにはありません。
    クルマの免許で運転資格を判断されるけど、操作系はバイク。MTだと左レバーはクラッチレバーです。
    当たり前だけど自転車やスクーターなら左レバーは後輪ブレーキ。
    トゥクトゥク(MT)の場合握り込んでも制動される訳ではなく、コースティング(空走)するだけです。
    バイク操作慣れてたら余裕かというとそうじゃない。
    バイクって感覚的に倒して曲がりますが、トゥクトゥクはハンドルを切って曲がります。
    バイクでコレやると相当不安定になるか転ぶかなので、まずやらない動作をしないと曲がらない。
    坂道の多い熱海で、登りはともかく下りはベリーハードモードだと思います。
    思った以上にオーバースピードで下りカーブに進入することは危険だし、それこそAMIなんかよりずっと転びやすい。
    前ブレーキは10インチタイヤ一輪なので、そもそもブレーキ効かないし、遠心力が働くコーナリングはご法度とか頭で理解しても緊急操作はムリっす。
    割と平坦なところをちょっと試乗しただけで中々の手強さを感じました。
    同じ三輪ならトリシティの方が何倍も乗りやすさや安心感があります。

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