究極の渋滞回避術?
何でも大学のセンセイが「究極の渋滞回避術」を発表したという。内容は「渋滞が発生しそうになったら車間距離40mをキープし、70km/hで走る
強固な10台の集団を作ればよい」のだとか。これを高く評価する人も少なくないようだ。日記ブログにも「取材して欲しい」というコメントがありました。
ただ私は不可能だと思っている。物理的なことを言ってるのでなく(絶対的な交通量が多いときは何をやってもダメですけど……)、見も知らぬ人が10人も集ま
り、高度なテクニックを必要とする「編隊走行」(バイクで言う千鳥走行みたいなもの)を行うことなど絶対不可能です。千鳥走行だって10台ともなれば練習が必要ですから。
ちなみに実証走行で効果を確認したという売りになっているそうだけれど、警察車両などの段平
(刀のことです)振りかざして行ったそうな。こういった提言を信じる人は、ある意味、ロマンチストなんだろう。古今東西、技術論についちゃ荒唐無稽な内容に思えても実現の可能性大。実際、そういった例ばかり。されど人心のコントロールは難しい。
もう一つ雑感など。4月の登録台数でインサイトが1位になったと大騒ぎしてます。ホンダはもう少し冷静になったらいい。今や新型プリウスの受注、発売日までに8万台近く
なるという。ということは間違いなく1位を奪還されるということ。トヨタが「まだ言ってる!」とその気になれば、5月にひっくり返されることすらあり得
る。
どうやら5月中に相当の台数の新型プリウスが登録される可能性出てきたからだ。確かに全国のトヨタディー
ラー全てに試乗車を配置すれば、それだけで5千台程度。クルマ好きにとっちゃ勲章みたいな「登録一号車」(何台もの書類が同時に送られてくるため、一号車
は多数存在する)すら、5千店のディーラーで2台づつあれば1万台。
昨日ディーラーから電話あり、私のプリウスも5月中の納車になるそうな。皆さん考えているより多くの台数が5月に登録されると思う。1万5千台となれば、ホンダがフィットを押し込んだって難しいだろう。お祭り騒ぎはホンダの魅力だけれど、こういった時期は「作戦」も大切かと。
<おすすめ記事>
こんにちは、いつも楽しく読んでます。
ちょっと思うことあったので初書き込みします。
確かに、人為的にやるのは無理かもしれませんが、
すでにある車の機能を使えば可能ではないでしょうか?
前に国沢さんが紹介してらした、
スバルの車間距離制御システムなどで、
各車両がそれぞれ車間距離を保てるのではないでしょうか。
ナビが連動していれば、
その状況に合わせた推奨速度と車間距離を表示でき、
後は各人がそれに従うか否かだと思うのですが。
もちろん、絶対的な交通量が多いときに
絶対速度が落ちてしまうのは
どうしようもないのでしょうが…
>後は各人がそれに従うか否かだと思うのですが。
ここが、
「人心のコントロールは難しい」ということでしょう。
どんな装置を導入しても、人が運転する以上は限界が。
自動運転になれば別でしょうが。
共産主義のシステムは一見理想的だったけれど、
実際は・・・
この渋滞回避術も
似ているような気がします。
読んだときは「おおっ!素晴らしい」と思いましたが、
しばらくたって「無理じゃねぇ?」
と思いました。
これ、ITS的なものなり、カンタンな指示を出す電光看板を整備するのと、例えば小仏トンネルをもう一本掘るのとどっちがマシかって話かもしれませんね。
いつも楽しく拝見しています。
ずいぶん前に書き込みした覚えがありますがひさしぶりに。
僕もこの記事は大変興味深く読みました。
たしかに、コンボイ走行ができるかどうかは疑問が残りますが、僕個人としては、「前に渋滞があるという情報を知ったとき、なるべく一定速度(70km/h)を維持して無理に追いつかないようにする」といったテクニックがこの記事から得られる一番のノウハウかなと思いながら読んでいました。
実際、前に大渋滞が発生しているとき、アッサリあきらめて直近のSA・PAに30分くらい入ってから走り出してみると、結構状況が好転してた、なんていう体験もあります。考えてみれば、それをゆっくり走行しながら行うだけかもしれません。
この先生もおっしゃっていますが、各人がこういう知識を持つことで、少しは状況をよくできるのではないですかね。まあ、楽観的すぎるのかもしれませんが。
そういう意味では、あながち意味のない記事・実験ではないと思っています。
この提案をしているNセンセ、「ムダ取り」の本も売れている方ですよね。昔NHK特集のサンヨー電機の改革で有名になったYセンセとも組んでるとか・・・。売込みがウマいのかな?
事故か交通集中による渋滞10kmぐらいであれば、この方法で対処可能とおもいますよ。パトカー2台と白バイが並んで先導すればOKでしょ?