若者のクルマ離れ終了!

統計に出てこないものの、ここにきて自動車に対する若者の動きが活発になってきたように感じる。免許取得人数は、2010年(平成22年)まで減少の一途だったものの、2011年に横ばいへ転じた。減少傾向だったMT免許も、直近の状況を聞いてみると男性を重心にジワジワ増加し始めたという。

もしかするとクルマだけじゃないかもしれません。孫の服などを見に行ったら、驚くべきことが起きている。賑わっているのだ。いろいろ調べてみたら、どうやら乳幼児関係のギョウカイは明らかに上向きらしい。結婚式場も予約を取りにくくなっているという。結婚し、子供も生まれている、ということでありますな。

戦争が終わった1947~49年に「ベビーブーム」が訪れた。「団塊の世代」と呼ばれる私らの先輩方で、今や65~68歳。その世代の子供は「団塊ジュニア」となり、厚労省のデータによればピークは現在40歳~43歳。女性の出産適齢期を考えれば32歳になった人くらいまで団塊ジュニアは続いたと思われる。

ということは本当ならピークの71~74年に生まれた団塊ジュニアの子供達が、1995年(平成7年)くらいから明確に増えるハズ。なのに統計を見るとジワジワ下がり続けてしまう。つまり現在44歳を筆頭として32歳くらいまで続く団塊ジュニア世代は、子供を作らなかったということです(独身率も高い)。

ちなみに現在54歳を中心とした前後5年ずつの世代は、団塊の世代と団塊ジュニアの谷間で人数少ない。本来なら5年くらい前から生まれる子供の数は一段と減少していくハズ。なのになのに! 踏ん張っているのでありますね。ここ数年、生まれてくる子供数の減少に歯止めが掛かってきた。あまり減っていないのだ。

国沢光宏はナニが言いたいのか。若者のクルマ離れは、2011年くらいに底を打ったということです。もはや「若者のクルマ離れ」という文言を使うべきじゃ無いと思う。フェイスブックやツイッターにアニメキャラを使う層と違い、アクティブな世代が台頭してきた、ということです。日本も少し元気になるかもしれません。

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