警察、痛ましい歩行者の事故をホンキで無くしたいのなら、違反取り締まりと同時に歩行者教育を!

事故は交通関係だけじゃなく、様々な場面で発生する。民間の場合、ホンキで事故を無くそうと考えます。一番確実なのは、ダブルチェックやトリプリチェックだ。朝礼で「皆さん気をつけましょう!」だと事故は無くならない。されど我が国の警察を見ていると、そういった概念を持ってない。クルマを運転する側だけに義務を課し、守らなかったら捕まえ「お前のせいで事故が起きる!」。

2~3年前から急に「横断歩道は歩行者優先。停止しなければ赤切符!」と言い始めた。横断歩道、路線バスなんか歩行者が見えてなくても止まる。もはや横断歩道=一時停止だ。歩行者側も「止まるのはクルマ!」という認識を持ち始めたらしく、ここにきて「クルマが必ず止まる!」というタイミングで渡り始める人を見かける。警察が安全確保に有効なダブルチェックを止めさせた(泣)。

25日に池袋で痛ましい事故を起こした飯塚受刑者が老衰で死亡した。この事故に対する警察の対応は「シングルチェックの強化」である。航空機事故など起きたら、真摯に事故を無くそうと考える。パイロットの責任だけ追及するなんてアホらしい結論には決してならない。警察はなぜ横断歩道を渡る際、ムカシのように「右見て左見て渡りましょう」という教育をしないのだろうか?

人間誰でもミスをする。ミスをしない人間などいないと思う。だとしたら、ミスした時の対策が必要。それをダブルチェックという。子供の頃から車道を渡るときは安全確認する習慣を付けておけば、大人になったって忘れない。今後、高齢者比率が増えるに従い、認知症による信号や横断歩道の通過は起きうるし、ペダルの踏み間違いなどに起因する運転ミスだって出てくることだろう。

クルマが信号や横断歩道を検知して減速すればいいのだけれど、これについちゃ国交省がブレーキ掛けていて認可しない。痛ましい事故をホンキで減らしたいのなら、警察も真剣になって頂きたい。子供に車道の渡り方や自転車の乗り方を教えることです。白バイを学校に派遣するなどして交通教育をすれば、たいして危険ない場所に隠れてクルマとバイクだけ捕まえるよりずっと効果的だ。

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