豊田市の主催になったラリージャパンは世界一お金の掛かるWRCイベントになってしまった!

残念ながら今年のWRCジャパン参戦は諦めることにしました。日本以外のWRCならガソリンスタンドの燃料を使える私のクラスも、なぜか今年はリッター1680円するFIA燃料(250L使うとして42万円)の使用が義務づけられしまった。オーダー期限が8月28日。事実上、この日までに参加するかしないかを決めなればならないワケ。見送った理由は予算です(泣)。

モリゾウさんの望みは「素晴らしいWRCを日本人にも見て欲しい」だったが

エントリー費こそ88万円ながら、これだけだと6m×6mのスペースしかない。車両テント入れたら残りはサービスカー1台分だけ。これだとどうしようもないので、追加スペースを借りることになります。今回、信じられないほど値上がりし、1坪あたり25万4千円! 土地買えるぞ! クルマ1台分(5m×2.5m)だと96万円! 豊田市なら3~4年分の月極駐車場分かと。

最低限の6m×3m追加で139万円。さらにラリー期間中の対物&対人保険が義務づけられ(公道の移動分だけです)、それが20万4千円に大幅値上がり。転売やーと化したJTB様を通してしか予約出来ないホテルは『三交イン豊田』(通常は8千円級)で1泊2万2500円にハネ上がった! ドライバー+コドラ+サービス4人という最小のチームすら延べ100万円。以上で389万円!

セントラルヨーロッパのエントリー費

その他、食費やサービスに掛かる費用、移動費など含めたら600万円コースになってしまう。今年はその予算を確保出来ませんでした。ちなみにラリージャパンの前に行われるセントラルヨーロッパ戦はエントリー費2925ユーロ(51万円。8m×8m=64平米のサービス付き。日本は139万円払って54平米)。ホテルも1泊一人1万円あれば取れる。物価の高い欧州の3倍!

ラリージャパンも『サンズ』が主催していた初年度はセントラルヨーロッパより安価だった。2年目も20%アップ程度。それが昨年から豊田市主催になって2倍になり、今年さらに2倍! カイゼンの反対であります。悔しいのは海外の皆さんトヨタのごり押しだと思っている。トヨタがチカラワザで地元開催をさせ、ホテルまでコントロールして儲けてるってことです。

そらそうだ。私が欧州のラリーファンならそう思ってしまう。豊田市が主催することになり、もっと良いWRCを楽しめるかと大いに期待したものの、むしろ世界ダントツで参加しにくく、見に行きにくいイベントになってしまった。以上、実情のみ。批判はしない。お金無ければ出なければいいだけですから。そろそろトヨタが出てきてカイゼンをお願いして欲しいとは思うが。

以上、泣き言だけ(笑)。何とか予算を確保し、半年後の5月に開催される2026年ラリージャパンを目指します。ちなみに今後も出場しないと決めたら泣き言はやめ、100%メディアの立場になって”もっと良いラリージャパン”のための情報を届けたい。

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3 Responses to “豊田市の主催になったラリージャパンは世界一お金の掛かるWRCイベントになってしまった!”

  1. スポック より:

     国沢さんが参加されないなら今年のサービスパークへは行かないw
     というのは冗談で、1日目サービスパーク、豊田市街地SSS、山間SS(三河湖)も勢いで取ったのですが、山間SSは遠いし、待ち時間長いし、人詰め込み過ぎで最前列以外ほとんど見えないし、見えても一瞬だしと思い直して全キャンセル。今年は参加を見送りました。結局、一部の山間SSもまだ売れ残ってますね。
     赤字だからの値上げなのか儲けようと欲が出たからのぼったくりなのかわかりませんが、よほどの好きな人にしかリピート観戦もないと思います。
     主催者側も「地元に迷惑になるからお盆休みにはラリーコース巡礼に来るな!」とか偉そうにXに書き込んでいたのも気になりました。(人が来るようになったのはラリーを開催したのが根本原因でしょうに、観光客が増えるのも良いことなのに)

  2. クスキ より:

    こうなることは、目にみえてたね。主催豊田市やからな〜まーミスしないよ〜に

  3. 菊池 より:

    ラリー・ジャパン、TVで観てると面白くないですね。中継電波途切れてばかり。天気悪く、コース狹くて薄暗い。
    現地観戦すれば面白いのかも知れませんが。

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