超小型車の衝突安全性は?

日本でも普及させようとしている超小型車ながら、今のところ衝突安全性についちゃほとんど考慮されていない。そもそもエアバッグすら無いですから。コムスは32km/hからの衝突試験を行ったと言っているけれど、状況やダミーが受けたダメージについてのアナウンスをしておらず。

そんな中、ユーロNキャップがルノー・トゥイージーなど超小型車の衝突試験を行った。上の動画を見て頂ければ解る通り、50km/h正面フルラップはエアバッグが仕事をしているものの、数字が高く不合格。側面衝突もバリアーに直撃されてしまい基準に達しなかった。けっこう頑張ってると思いますが。

我が国はこういった状況を勘案しないまま超小型車の普及を図ろうとしているのだろうか? 100歩譲って運転手のミスにより自損なら仕方ない。されど同乗者や、加害者になってしまう他のクルマからすれば「ちょっと待ってください」かと。横道から飛び出してた超小型車に衝突したらアウトです。

超小型車は地域を限るか、混合交通とするなら専用車線を作るなどの工夫を必要とする。理想を言えば、デンソーなどが久米島で行っている実証試験『久米モビ』のような使い方です。大型トラックがガンガン走る幹線国道の路肩などについちゃ走行禁止措置など行うべきだ。

<おすすめ記事>

コメントは受け付けていません。

このページの先頭へ