輸入車、当然ながら値上げ続々! 10%高くなった車種もたくさん出てきた!

輸入車の値上げが止まらない! そらそうだ。ユーロでいえば今年1月時点で130円くらいだったのに直近だと148円。10%以上高くなっている。2020年の安値は115円だったため、30%近く高くなってしまった。販売価格を10%くらいあげたくなるのは当然だと思う。Jeepなどアメリカ車なんか1ドル105円から145円だから40%も円安。そのまんまの価格で売っていたら赤字を垂れ流す。値上げはやむを得ないと思う。

ただし! 当然ながら客足は遠ざかる。490万円のクルマで10%値上がりしたら540万円。冷静になって考えてみると50万円を稼ぐのって大変だ。50万円あったら海外旅行だって行けるだろう。もしかしたら他に欲しいアイテムがあるかもしれない。バイクだって買えます。そんなこんなで輸入車の受注ペースが落ちてきているという。MINIなんか関係者に聞くと半導体不足の影響はディーゼル以外、受けていないとか。

なのに10月の登録台数を見ると9月の75%になっている。もしかすると輸入車の買い控えは本格的になるかもしれません。もっと言えば輸入車の場合、電動モノはいろんな意味で不安が大きい。というのもメルセデスやBMWでPHVやハイブリッドのインバーターや走行用電池のトラブルが少なからず出始めており、保証切れた8年以降に交換しようとすれば車両の評価価格を大きく超える巨額の修理費用が必要になるからだ。

何度か「電動化部品の保険システムを立ち上げたらいかがか」と提案してきたけれど、未だ全てのインポーターでやる気無し。VWのガラスの顎のような乾式ツインクラッチを高く評価し、読者に誤った情報を流したこともあるためこういった品質面についての評価は超慎重になっている。現時点ではとてもじゃないが怖くて輸入車の電動モノをすすめる気になれない。8年以後に壊れたらゴミになる可能性ありますから。

しばらく輸入車は厳しい戦いになると思います。いち早くインバーターなど電動化部品の保険システムを立ち上げたところが勝ちですね!

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3 Responses to “輸入車、当然ながら値上げ続々! 10%高くなった車種もたくさん出てきた!”

  1. うさうさ04 より:

    国沢さんの提唱する電動化部品の保険システムは本当にやってほしい。
    せめて正規ディーラーで車検し続けてる車ぐらいはやってもよいのでは?って思う。

  2. いき より:

    大丈夫です。
    来年4月以後日銀総裁が変わりますので円高になりますね。
    その変わりに日本は、不景気なりますね。
    その時、財政出動しろと叫んで下さい。

  3. 猫まんま より:

    円高でも値下げはしないけど円安なら値上げ。
    いつもの外車商売ですね。まあそんなことでは売れないので円高の時には下取りの買い上げ査定プラスとかで誤魔化していましたが。
    >電動化部品の保険システム
    ほんとコレ、外車の電動化車両は恐ろしくて買えません。あと保証期間も国産車並みにして欲しいですね。
    うちのメガーヌ購入時に気になったんですが、標準3年6万km、有償の延長保証付けて5年10万km。せめて延長保証付けたら10年10万km保障にして欲しいですね。
    ルノーの姉ちゃんにこれ言ったら「よく言われます」だって。この辺が国産車並みになればもう少し購入時の敷居が下がると思いますね。

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