電気自動車進化

未だに電気自動車の将来性を認めたがらない人は多い。同業者やクルマ好きだけで無く、メーカーの関係者だって同じ状況。先日も「数年以内に出すクルマ」を担当しているトヨタの役員と電気自動車について話をしていたら「私は電気自動車なんか大嫌いです。あんなものは使い道がない」と言ってました。

話は脱線するが、長い期間、社長業をすることになるだろう豊田章男社長を見ていると「この人なら大丈夫!」と強く感じる反面、直近の5年間くらいは厳しい状況もあるかな、とも思う。前述の電気自動車を評価しない役員を含め、流れと少し違う価値観や感覚を持っている幹部が章男社長の周辺に多い。

少なくとも電池関係とディーゼルは決定的に遅れているし、未だにクルマ作りも古い。オーリスと、同級生になるゴルフ7を比べてみれば明確です。まぁ順風満帆より、多少の波があった方がオモシロイのは人生と同じか。このチャンスを日産とホンダがモノにするならいいけど、外国勢に取られたくないです。

閑話休題。ここにきて2〜3年後から出てくる第2世代の電気自動車が見えてきた感じ。まず電池は30%くらい進化する。リーフと同じサイズの電池なら、容量が24kWhから31kWhになるということ。モーターや回生技術も進化するため、現在7km/kWh程度の実用電費は、9km/kWhくらいに向上す
る。

となるとカタログスペックじゃなく、普通に走って270kmの航続距離を持つ。いや、容量は24kWhのまま、搭載する電池の重量&
体積を30%くらい減らすという選択肢もある。実用電費9km/kWhなら、リーフと同じ容量で200km走ってしまう。これだけ走れば文句なし。軽量化
され価格だって下がるだろう。

こう書くと「じゃそれまで電気自動車を待とうか」と考えるかもしれない。そういった人は多いハズ。このあた
りの状況、ハイブリッドや携帯電話の黎明期と同じ。いや、自動車の黎明期も同じことだったろう。人生観と同じですね。私の場合、電気自動車が普及し始めた
ら、次の技術に飛びついていると思います。

実際、爆発的にハイブリッドが売れるのを見て、そろそろ「う〜ん」になっている。今のままのハイブリッドであれば、おそらく次のプリウスにゃ魅力を感じないだろう。そいつがディーゼルか、超シンプルな2気筒エンジン搭載車になるか不明ながら、きっ
と時代は進むと期待してます。

・ECOカーアジアは「エアコンで節約した電気でEVが走る

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4 Responses to “電気自動車進化”

  1. さね より:

    なんでもリーフはカタログにうたってる充電一回航続距離160キロ走るとゆうのが、ユーザー達が実際は走らないとかで提訴されたとか… 明るい電気自動車の話を折るようで申し訳ないですが、ガソリン、ディーゼル、HV、PHVを含めカタログと現実離れし過ぎなのがいけない。とくにモーターを積んでる自動車はカタログとかけ離れすぎで酷い。 電気自動車にしても電気残量をみながら充電施設に渡りあるいて喜びを感じるユーザーには楽しい乗り物でしょうが、まあ一般的感覚でないのが致命的かなぁ。先生とか進んだ考えで楽しめる方にはいいですが、多くの人は1日そんなに走らないとしても航続距離、インフラ整備など気になるでしょう。日本はまだマナーがマシなので充電施設のインフラ整備などよいらしいですが欧州ではまだまだ盗み、イタズラなどあり日本だからできるとゆってるとか… 交通事情も異なり近場のコミューターとしても必要を感じない人が多いとか聞いたなぁ。 取りあえずやっぱり航続距離が伸びればOKなんでしょう。カタログ燃費は現実的に電気自動車やPHVもリッター60とか計測が滅茶苦茶なのでそうゆうの止めた方がいいと思います。PHVが売れない要因かも電気だけで走れるのは使い方しだいでかなり短くなるし。本気で中華人民共和国での取引がまずい今となっては、トヨタなんかは内燃機関車やHVはスバルから車体買うなり共同開発でサスペンション、エンジンとデザインは自社で開発して、PHVや電気自動車に資源を集中したほうがいいかもなぁ。内燃機関車は欧米車はもう日本は超えられないよーな… ジャパンオリジナルなスバルに頼ってくのも日本ブランドにはいいかも水平対向2発とか面白いだろうし。ホンダや日産は…まあ頑張ってほしい横置きFFなり安さだけで。マツダのスカイアクティブ技術をジャパンオリジナルな縦置き水平対向FF、シンメトリカルAWDに注入すれば独走でしょ? てな事にはなりませんね、どー考えても。フィアットグループみたいなブランドわけするのもいいと思うけどなぁ。直4、3縦置FFでもアウディ以外とは違うし。それにアウディとスバルでは変速機、ドライブシャフトの位置など違うし面白いと思うけどなぁ。オーバーハングの長さは知恵で何とかして。とにかく電気自動車が普及して、日本車が世界でも優れた航続距離や車の出来が素晴らしいようになるといいですね。金かかるからそろそろ色々考えた方が日本車の為かな

  2. かず より:

    あんなもん、アカン…!っていう役員が、まぁ〜しゃーないな〜っとなった時、GOサインですかね…。というぐらいしたたかなら大丈夫ですが。とりあえず、様子見かなぁ。

  3. ゆたか より:

    電気自動車において、なぜ「レンジエクステンダー」という選択がなされないのですか?素人目に画期的だと思うのですが?そんなにゼロエミッションにこだわる必要があるんですか?

  4. タナカ より:

    ディーゼルの未来には希望も込めて
    未来を感じるところです。
    アテンザに興味があり
    先日、cx5のディーゼルに初めてのりましたが
    ディーゼルにしては、静かだなと思うのですが、マツダには申し訳ないですが
    細かい部分が、やっぱりマツダかな。と思いました。
    でもスバルの水平対向エンジンを86で実現したように
    クオリティはトヨタのskyactivディーゼルのSuv、特にランクルやプラドあたりででたら面白いと思います。
    どこもやってないディーゼルハイブリッドなんかがあればとてもトルクフルで実用的で且つ低燃費な車ができることを期待してます。

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