連日の交通事故報道

このところ連日のように交通事故がニュースになる。内容を見ると、どれも酷い。クシャミしたら対向車線に飛び出したとか、
「前を見ていなかった」というドライバーが小学生の列に突っ込んだとか、トラックの暴走等々。というか事故なんてみんな悲惨だし悲しいしツマらない原因
だったりする。だから「事故」と言う。

残念ながら事故をゼロにすることなど出来ない。一つだけ言えるのは「事故を起こした人を極悪人に仕
立てたって事故は減らない」ということ。誰だって事故を起こそうと思ってないですから。もちろん乱暴な輩は確実に居る。そいつを捕まえ、社会的な罰を加えなければならない。ここだけ警察の仕事だと考えます。

しかし警察は事故を起こした後でしか動かない。具体的に言えば、歩道と車道の境界のない道で飛ばしているオタンコすら捕まえないのだ。路地でネズミ捕りやってるの、見たことありますか? 多少速度出しても問題道での取り締まりは熱心ですけど‥‥。危険な道での取り締まりこそ真剣に行うべきだと思う。

それ以外の状況で発生した事故は、罪を作ればオシマイという警察の担当ではない。事故は「再発を防ぐこと」を最優先しなければならないからだ。警察を見てると新しい技術を取り入れようとする動きも無し。いや本来なら国交省あたりが担当すべき問題だと思う。バスや京都の事故などは典型例である。

私が国交相なら、直ちに事故を防げる技術があるのか検討する。京都の事故などアイサイト付きのクルマで人形や車両に見立てたバルーンなど配し実験してみるく
らいのことはしてもいいんじゃなかろうか。簡単に出来るハズ。「鉄は熱いうちに打て」で、国民の理解を得てイッキに普及をすすめるべきです。


ディアが飽きるか、他の大きな事件が起きて興味を失うまで交通事故のニュースを見せ続けられるだろう。こんなニュースばかり見てると、日本人のクルマ離れはドンドン進む。結果的に、国の基幹産業の体力を奪う。日本にとって良いハナシじゃありません。事故を扱うなら事故防止策も考えて欲しいです。

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6 Responses to “連日の交通事故報道”

  1. やくる より:

    >クシャミしたら対向車線に飛び出したとか、「前を見ていなかった」
    以前、車内にいた”ハチ”に気をとられて子供を轢いてしまったという事故が新聞に載っていました。
    私は、当時「その程度で事故起こすなんておかしい!」と思っていました。しかし、その記事から数か月後車内に入り込んでいた”アブ”で自分自身もパニックになってしまい、危うくクルマのコントロールを失いかねない状況に陥りました。
    その時、以前の新聞記事の事故が脳裏をよぎったのでクルマを安全な所に止めるのが先決だという判断が出来て事無きを得ました。
    ちなみに”アブ”の恐ろしさは体験したことの無い人には全く理解できないと思います。私は温泉地などで数回襲われてひどい目にあったことがあるので地上で最も恐ろしい生物のうちの一つだと思っています。
    話はそれましたが、確かに事故を起こしたくて起こす人はいません。事故の中には運悪く人にぶつかるかガードレールにぶつかるかの違いだったりということがありますよね?ガードレールを見ればいたる所に擦った跡が見られます。たまたま人がいなかったから些細な物損事故で済んでいるケースも多いと思います。
    もちろん、被害者からすればそんなことは関係ないです。

  2. かず より:

    スバル型のプリクラは、会社の垣根を越えた普及にならないかと思います。
    自車が止まれたら防げる事故、多いかと思います。
    セーフティ補助金とかセーフティ減税で、安全装備の普及なんて言うのもどうでしょうか…f(^_^)
    スバルを利するから、簡単な話ではないでしょうが。
    インプレッサのカタログもらって、眺めてました…

  3. 605 より:

    シートベルト・エアバッグなどで事故死者年間1万人以下の目標を達成した警察は以前ほどには熱心ではないのでは。自殺者が年3万人を超えている方が問題だという評論家もいるぐらいです。
    事故予防装置は早急に検討すべき課題です。
    ネズミ捕りも危険な場所でより、違反車両を呼び込める場所のあるところでしているようで、中にはその呼び込める場所の所有者に無断使用している例もあるそうです(訴えられたら勿論民事事件になります)。

  4. 小林 英弘 より:

    確かに連日の様に交通事故のニュースが報じられてますね。もはや「ブーム」と言っても過言ではないでしょう。勿論メディア業界さん限定の。
    以前、雑誌のコラムを引用して「具体的な対案まで提言してこそのメディア」と述べましたが、残念ながら今の連日の報道に全くそれは感じられません。建設的な意見提言でもって世論に一石を投じる様な報道は皆無です。今メディア屋さんがやってるのは単なる「スクープ合戦」。早く飽きて欲しいです。まぁオリンピックまでの辛抱でしょうが。
    PS:最近よくカムリHVを見かけます。そこそこ売れてる様ですね。やっぱりカッコイイです。羨ましいです。今日、仕事帰りに給料日前の最後の給油しました。ハイオク2,000円(笑)。で12.9L給油(笑)。「ボルトオンHV」が欲しいです(笑)。

  5. 買取屋 より:

    行政〜警察〜報道〜それぞれの立場でしかモノを考えないし行動も起こさない…本当に交通事故撲滅に向けて〜真剣に議論し対策を講じるつもりは有るのでしょうか…?表向きには仕事してるフリ?いつも中途半端…適当に終わらせて〜問題起きなければ、後はウヤムヤ…メシのタネにならない事は本腰を入れない…?そういう気質と云うか体質と云うか組織と云うか…国沢先生や一般?のカーマニアの方々、メーカーやエンジニアの方々、自動車関連業界の方々等々…皆〜交通事故やこれからのクルマ社会について真剣に考えてます…特に関係省庁には〜いい加減、目を覚まして欲しいと思います…

  6. グラハイ より:

    国沢先生はじめまして!いつも楽しく拝見させていただいています。本件に関連して、例の関越でのバス事故ですが、どうやら先生のお考えと違って、お上もマスコミもバス運転手による居眠り、バス会社の法律不遵守、ツアーバスの規制や運転手管理の甘さに焦点を当てて問題化しようとしているようですね。今回はたまたまバスですが、夜間を高速で走り、事故時の影響(被害)が大きいと言った面では大型トラックも同様のはず。居眠り防止・車線逸脱防止・追突軽減装置の義務化など、車両面での事故回避策導入が進められないのでしょうか。

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