重量税も環境対策税に
論調無しで客観的な状況を。ガソリンの暫定税率についちゃ、どうやら「廃止」という公約を守った後、二酸化炭素税などを導入し、最終的に現在より5円/Lくらい安くなる模様。軽油は極めて不透明。今のところ、暫定税率を廃止した価格より実質的な値上げとなる方向らしい。
重量税も一旦暫定税率を廃止。とりあえず2010年4月から2011年3月までは現在の半額になりそう。その後が課題。直近のニュースによると、自動車税と
重量税を廃止。統合して環境自動車税みたいなものを創設させようと考えているようだ。どういった税制になるのか不明ながら、1台5万円というヤツになるのか?
いずれにしろ共通しているのが、使途を管理できない特別会計から一般会計にするというもの。民主党側にしてみれば「項目は変えるけれど、その分、少し安くしましょう」ということなんだと思う。クルマを持っている側からすれば、ガソリン5円。自動車税/重量税で10%安くなるのだったら、安くならないよりいいかも。
一方、温暖化に強い危機感を持ってる数少ない先進国であるオランダは、GPSを使った走行距離税を2012年から導入しようと計画している。すでにドイツはアウトバーンを走るトラックに対しGPS課金を行ってます。
実行しようとすれば、割と簡単に出来そう。GPSの車載器だって高くない。徴税コストとして考えればリーズナブル。
しかも混雑する時間帯や地域を走るほど課税額が大きくなるそうな。渋滞を解消するという役割も果たせる。燃費基準で走行距離あたりの単価を買える事だって出来るだろう。もし環境自動車税を創設するのなら、1台あたりでなく走行距離で課税するほうが倫理的だ。
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概ね国沢さんの論調には賛同してますが、GPS課税は再考の余地ありかと。
というのは、プライバシーや管理社会との関係です。一部の国では仮釈放の受刑者にGPSを付けさせて監視をしているらしいですが、このクルマ版を思わせます。いくら適正な課税のためとはいえ、常時監視をするシステムは必要ないのでは?
車検の際のメーターチェックで十分と思います。
連投ですみません。
燃費を基準にするなら、逆にガソリンに高額な税をかけた方が論理的かと思います。その上で自動車税を排気量・重量に関係なく一律にする。
これなら大排気量の趣味的なクルマでも、セカンドカーとしてなら所有できます。
それにしてもGPS課税なんて、よくオランダで通りましたね。これで生活パターンが政府に筒抜け。個人情報保護をどうするつもりなんでしょうか。
「このクルマの運転者は、いつラブホテルに行き、いつ政治集会に行き、交友関係はこうで、よく利用する店はどこで、思想・信条・嗜好・行動パターンはこのように推測される…」
昔、徳大寺さんが管理社会の視点からETCに反対していましたが、いまになってその趣旨がよくわかります。