間もなく日本発売のクラリティPHV、アメリカの価格より大幅に高いらしい
クラリティPHVの資料がディーラーに配布され日本でも受注が始まったようだ。読者の方がディーラーで提示された価格を聞いてびつくり！ 本当なら残念ながら最初から厳しい勝負になってしまうと思う。ちなみにアメリカでの価格はフル装備グレードで403万円ほど。さらにおよそ83万円の補助金も出るため、実質的に320万円になり、同じ装備内容のアコードと同等で買えます。
PHVなら大都市のカープールレーン（本来なら2人以上乗っていなければ走れない優先レーン）を走れるなどの大きなメリットもあるため、すでに注目を浴びている。おそらく販売目標は余裕でクリア出来ると思う。もし日本でも補助金使って320万円だったなら、EV航続距離が実質的に75km（限りなく実力に近いEPA値）あることもあり、リーフより売れる可能性大。
けれど聞いた金額が本当なら、20万円の補助金など焼け石に水。こらもういかんともしがたいと思う。ネットに流れていたこれまでの情報だと「370万円スタート」とか「上級グレードで450万円」というウワサもあったけれど、お話になりません。どうせ売れないなら革やプレミアムオーディオ全部付けて高級車に仕立てようということかも。
肝心のクルマそのものの評価は、先行発売されているアメリカのメディアを見るとナカナカ。システム出力212馬力ということもあり、3リッター級のV6ガソリン車に匹敵するトルク感だという。重いバッテリーを床下に搭載しているためハンドリングも良いらしい。日本人にはあまり受けないスタイルも、アメリカだと「いいね！」。前がアコード。リアはシビックだからか？
このクルマ、ホンダの新しい国内販売体制にとって初めての企画となる。ジェイドやグレイス、シビックなど最初から売れないと解っているクルマを導入した旧体制のコンセプトを引き継いでしまうのか、それともクラリティPHVで新しい仕掛けをしてくるか？ 今後2～3年の国内販売のセンスが予想出来ると思う。繰り返すけれど驚くほど高価だという情報は私も半信半疑です。
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