電池技術、日本は完全に負けたと思う。中国、リン酸鉄リチウムで先行しただけでなく、ナトリウム電池、凝聚態電池なども市販へ!
電気自動車大嫌い君達は皆さん凄い知識を持っていると自己評価するらしく。「リチウムが足りない」とか、三元系リチウム電池の材料になる「コバルトを子供に掘らせている」とか批判ばっかりしている。そんなこと専門家からすれば周知。トヨタなんか2009年から稀少金属についての調達活動を本格的に始めているほど。電池開発が”華”になってる中国は凄いことになってます。
優秀な人材がたくさん集まれば素晴らしい技術も出てくる。上海ショーで日本じゃ「性能低い」ということで見捨てられていたナトリウム電池をBYDがシーガルという量販モデルに搭載していると言われる。はたまたCATLは『凝聚態電池』という半固体電池を間もなく市販モデルが採用すると発表した。リン酸鉄リチウムですら出遅れた我が国は浦島太郎状態です。
ちなみにナトリウム電池はエネルギー密度が三元系リチウムの半分程度と言われてきた。SAKURAは20kWhなので、同じ容積だと10kWhしか積めない。だから日本勢は電気自動車には使えないと判断したワケです。でもシーガルの電池容量を見ると、ナトリウム電池搭載モデルが30kWh。リン酸鉄リチウムだと38kWhだと言われる。容積が同じだとすれば、ナトリウムいいね。
写真/経済日報
なんたって安価! 温度対応も三元系リチウムより幅広い。エネルギー密度の低さを克服出来たらリン酸鉄リチウムより安価です。こんな電池が普通に出てくれば、もはやエンジン車と電気自動車の価格差はなくなる。同じ価格になったらエネルギーコストの勝負になり、どう考えたって電気です。あと5年もすればハイブリッド車と電気自動車の価格差はなくなるだろう。
CATLの凝聚態電池も気になる。英語だとCondensed Batteryになり、技術的には固体化した電解液を使っているそうな。エネルギー密度は現時点で三元系リチウムの1.5倍(500Wh/kg)くらいあるという。三元系リチウム電池で航続距離400kmなら600kmに伸びる。さらに急速充電性能や寿命も長いそうな。さらなる性能向上が見込まれるというから興味深い。
電池技術、完全に負けたと思う。野球だと7回終わって2点リードされたくらいのイメージだったものの、上海ショーを見る限り8回になってダメ押しの3ランを喰らった感じ。ここから挽回出来るのか? いや、巻き返せないと半導体や液晶と同じになってしまいます。
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井の中の蛙が井の中で見渡しただけの印象で話をしますと、
中国人は「とりあえずやってみる」いろんな事情があって結果が先延ばしになってもとりあえず着手することに意義がある。
期待のドラフト選手はとにかく使ってみる感じですか。
日本人は先行研究だろうが、その研究がどのくらい儲かるかがわからないと研究に着手することすらできない。儲からない研究はいずれ支援が切られて組織すら解体される。
ドラ1だろうとも結果が出なけりゃ数年で切られますね。
こういうイメージです。
とにかく使ってきた期待のドラフト選手が実力ついて安打製造機になってきた感じですかね。
東京では、やってないらしい読売テレビ系の「そこまで言って委員会」てTV番組で、テーマは「中国の話」。日本人の論客に右の人が多い中、中国人の論客の方のコメントが印象的でした。
ある内容は「BYDについて」、「BYDなど恐れるにたりず!」など日本論客のコメントが飛ぶ中、中国人の論客は「日本は慎重過ぎる完成してから市場に出す」「中国は、市場に出しながら改良していく」「韓国は、何も考えずにまず出す」とのコネントに笑いながらも、自動車は、各国の認証試験をクリアし販売するのだから、最低限の保証はできていると考えます。
なら「まずは市場に出し、改良していく」その作戦は正解だと思う(最初に買われた方は、人柱になってしまうけど)。
だから、日本はOTAもできないのではないかと。
まぁ、それ以外のBEVに対する日本人論客の偏見と知識不足にあきれるばかりでした。
でもその論客たちは、世間的には評価の高い人達ばかりで「島国日本」「大陸の実情を知らない日本」を痛感するばかりです。
「日本は技術力がある国なんだ!」と過去の栄光に浸っているばかりで…気が付いたら…恐ろしい。
野球での例え、物凄くわかりやすいですね。国沢さんもやっぱりバリバリ昭和のオッサンで親近感増します。
東芝のSCiB電池に頑張ってもらいたいです、新潟の柏崎で製造しているそうです。
材料コストは安いそうなので、製造コストをダウンして安く販売をしてほしいです。
電圧が他のバッテリーより低く、重くなるようですが充放電の電流値と低温から高温間で使えて、燃えない爆発しない、とにかく安く大量に製造してほしいです。
過去の日本車の成長要因は円安による安売りだった。次にアフターサービスで、世界性能は90年代に入ってからの話。
安さを忘れた国産品に消費者が離れていくのは当然の事。そもそも接客業と違い人件費率が低いのがメーカーで、現代においてはメーカーは設備投資よりも、プログラム開発等の方が投資に見合った回収が得られる。